大阪学生Queer映画祭
わりと近くの大阪大学で、この映画祭をやってることをたまたま知りました。この映画は映画祭のテーマでもあるLGBTQとは関係ないのですが、なぜか上映していたので観る事ができました。
従軍慰安婦を描いた作品。日本未公開。
一人の女性の戦時中と現在が交互に描かれます。
強制連行したり、直接的な描写は和らげてますが兵士の残虐な行為も出てくるので、日本公開されれば、きっと、、^^;
まあ、真実がどうなのかは分かりませんが、映画は事実にもとずくとしても、あくまでフィクションですからね、、。3年前の映画ですが韓国でも賛否両論あったようです?
映画的には、過去の辛い描写を現在のちょっとオカルトチック?な描写を挟むことで和らげたり、エンタメ寄りな工夫もみられ中々見応えありました。そしてなにより、14〜15歳の少女達が役者も実年齢に近いのではと思われるのですが、とても初々しかったです。それ故に辛さが増すのですが。
観て率直に思ったのは、この映画があまたある戦争の悲劇を描いた映画と「違う」ということはないということです。
戦争が始まれば自分の意志には関係なく誰もが被害者にも加害者にもなりうる。その事を考えさせられる作品でした。
ドイツがナチスの負の歴史をも徹底的に追求して、自ら描いているのに、日本では加害者としての戦争を自ら追求して中々映画でも描かれないのは残念なことです。