てるる

おじいちゃんはデブゴンのてるるのレビュー・感想・評価

おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)
3.6
隣家に娘っ子チュンファを守るために老兵サモハンが立ち上がる!

爽快アクションとかコメディを求めて観ると何か違う!てなる。

主人公ディンは自分の不注意から孫娘が行方不明になった過去を持つ。
それがチュンファを守ろうとする動機ではあるけども。

ディンの設定にしろチュンファの父親の末路にしろ、ストーリーが意外と暗めでノワール寄り。
ちなみにチュンファの父親はアンディ・ラウが演じてます。

それでいて当のチュンファが能天気なので雰囲気が中途半端に感じてしまう。
あのオチは雑すぎるし、何ならディンの一人相撲になっちゃってるし。

サモハンの老いもあるけどアクションシーンが少なめ。
しかもよたよたしてるし、認知症設定だから心配になってくる。

でもアクションとなるとさすがの一言。
もちろん昔に比べると動きが少なくなってはいるけど、変わりに敵の骨を容赦なくボキボキ折ってくのは楽しい。

骨をボキボキ折ってくシーンには、「ロミオ・マスト・ダイ」で使用されてたX-rayバイオレンスを何故か今頃フル活用。

ストーリーの浅さ、雑さは置いといて、やはりアクションをもっと序盤、中盤にも見せて欲しかったたなぁ。

ゲスト出演であの人とあの人が出てきた時はテンション上がりました!

以下、ゲスト出演のネタバレあり















子供の頃の香港映画と言えば、ジャッキー、サモハン、ユン・ピョウなわけで、やはりユン・ピョウ出てきた時はうおお!てなりました🔥

それと同時に、ジャッキーはもう香港よりも中共側だし、もう共演する可能性は低そうなのでちょっと悲しい。

あとワン・ユーが郵便配達、ツイ・ハークが隠居老人トリオのうちの1人を演じてて面白かった😂
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