このレビューはネタバレを含みます
バンドの映画とかって洋画だと必ず仲間割れして解散とかって流れになるのが辛いんだけど、この映画に関してはそれを兄のバンドでやってしまっていたので、弟の方のグリーンボーイズはピークで終わっていて爽やか!和やか!優しい!って平和な作りでしたね。
兄(松坂桃李)のバンドのギタリスト奥野瑛太さんが良かった!背骨背骨!赤髪!
グリーンボーイズは今観ると豪華すぎるメンバー。みんな主役はれるね。
ちょっと切ないな…って思ったのは、どんなに情熱を注いで好きで好きで仕方ないことでも、才能のある人に出会ってしまうと自分の限界を見せつけられて、夢を諦めなければいけなくなってしまうこと。兄のバンドのギタリスト(奥野 瑛太)が、身の丈にあったことをやるって言って自動車の整備工場みたいなとこで働くことになったり、兄も弟達のプロデュースして裏方に回るんだけど、そういうとこが人生だよなぁ…ってしみじみ感じてしまった。いや、幸せだと思うんだけどね。なかなか、いい映画でしたよ。