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哭声 コクソンの14のレビュー・感想・評価

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
5.0
コクソン初回視聴時はあまりのストーリーの右往左往ぶりに全てを疑ってしまって、結果受け取ったテーゼがキリスト教すら疑えだった。

だけど2回目俯瞰したらそもそも國村隼はピュアな悪霊で(べそかいてたし)おそらく日本人だから偏見で心無いこと言われてやり返したんだろうけど、つまるところ疑わなければ何もされない、人を疑うなっていうめちゃキリスト教義的な話だったんだと思う。そんでちょっとだけ日本人持ち上げ映画。
あと祈祷師の意味がよくわからんかったけどあれは普通に信仰者やな。疑われると攻撃する悪霊に協力することで懐疑的な人間を罰する悪魔崇拝者だけど極めて過激でキリスト教義的な人物。そんでカメラで記録する伝道師でもある。確かに聖書とかは教祖本人じゃなくて弟子達が伝えていくものだから。それと何気なく写った春画カット。あの時代から日本にいたってことなんだろうけど確かに日本にキリスト教伝来したのってそんくらいよね。

でも主人公側の宣教師からしたらやっぱりキリスト教疑えって話になるよなー
國村隼お前が信じたのならそういうことだって言ってたしまあ好きに信じれば?って話なんだろうけど

魚とか子羊はキリストの、ゾンビみたいのはウイルスみたいに伝播する疑心のメタファー?
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