シネクスー面白映画発掘人

哭声 コクソンのシネクスー面白映画発掘人のネタバレレビュー・内容・結末

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

136-#コクソン/#哭声(2016)
#疑え惑わされるな。

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平和な田舎村に、目的不明のよそ者の日本人が村にやってきて
謎めいた噂が拡がる中、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発。
虐殺する村人の共通点は 濁った 眼に湿疹で爛れた肌をして、
言葉を発することもできない状態であること。この事件担当の警官
ジョングは自分の娘に殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付き、
娘を救うためによそ者を追い詰めていくが、
そのことで村は混乱の渦となっていき…

#韓国映画 だが、#國村隼がよそ者の男を演じ、
韓国の青龍映画賞で外国人俳優として初受賞となる男優助演賞と
人気スター賞のダブル受賞を果たした。

監督は#チェイサー の#ナホンジン。
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チェイサーの面白さから同じ監督ということで手を伸ばす。
結構話題だったけど観れていなかった作品の1つ。

・ジャケットの第一印象①:國村準?ってこと。
コクソンって國村の音読みかと思ったら全然関係なくて、
監督が顔見て國村準に決めたみたい、よそ者感出てたのかな。
因みにコクソンは韓国の田舎の知名と
泣き叫ぶの意味の熟語をかけてるみたい。

・ジャケットの第一印象②:ジャンルは?
何となく雰囲気は醸し出しているけど、
見るまでジャンルがよくわからない。
というか見ていても途中までよくわからない。

観始めはゾンビ映画だったんかな?と感じたし、
雷に打たれるところとか、#来る。 みたいな途中のお祓いとか
ちょっとギャグっぽくもあったりするんだけど…

敢えて言ってしまうならガッツリホラー映画だと思います。
娘の変貌観ていて#震える舌 みたいな絶望感感じた。。

邦画で言うと、リングみたいな感じがただよってます。
冒頭、マンガの#ガンニバル を想起させる。。

・ジャケットの第一印象➂:主演が…
私の同僚に似てますw
韓国だと名脇役みたいで、ダメ警官な感じがふつふつと出てましたw

と、今日は先に第一印象を色々な角度から切り出してみました。
日本のイメージどうなってんの?的な不安を覚えながらみてましたが、
韓国映画って文化が異なるせいか、
キャラの設定や性格が掴みづらいので、
変貌があっても分かりづらい。
(#パラサイト も感じたけどあちらは設定がわかりやすかった

長尺ながらテンポ悪めで、割と最後に畳み掛けてくるので
そこまで観れた方が面白さは増えると思われる。

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――――――若干ネタバレあり―――――――

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――――――若干ネタバレあり―――――――

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最後右往左往させられるので、全部の要素を回収しようとすると
よくわからなくなるが、よそ者を殺したこと=よそ者排除が原因?
的なところに着地。
祈祷師と目撃者だった女が対立構造にあって、
よそ者は祈祷師とグルだったんかな?みたいな感じ
とりあえず後味は悪いです(笑)

警官がずっと変だったようにも見えるので
キノコのせいで狂ってたとも読めるのかな。

なんか監督的には解釈を鑑賞者に委ねてたり、
矛盾点も敢えて残しているようで、正解なんかなく、
ちょっとそんな投げてるとも思える作風を楽しめるかどうか
な映画な気がする。

一応キリスト教的な予備知識で話は読めなくもなさそうだけど、
あまり前提知識が必要になり過ぎると
トニーダーコみたいになってくるからなぁw

とちょっとアウトラインだけをなぞると不思議な韓国映画なんですが、
洋画よりも邦画的なホラーの方がゾッとくる方、
色々考察しながら観れる映画が好きな方、
是非楽しめると思うので観てみてくださいー!