(記録用)じっとりギトギト特濃韓流ミステリー。ヤバい。ヤバいよ〜!!!
小さな村で起こった連続殺人事件。どこも中々にエグめの一家惨殺で、犯人は決まってそこの家族。警察は食物混入していたであろう(幻覚作用のある)毒キノコが原因と発表するが、村の人々は村はずれのヨソ者が怪しい、ヤツは悪霊だ、と噂する。
ミステリー…?ホラー??えっこれは…、、ミステリー…!??って感じに展開がどんどん変わっていく。
長めの映画なだけあって濃密にじっくりギトギト煮詰めた特濃韓流ミステリー。(でも切れかけた蛍光灯+韓流的大胆血飛沫な絵面はかなり怖いって…)
はっきりとした答えが見つからないママ物語は終局を迎える為、エンドロールが流れている間から、一体自分がどこから騙されて(?)いたのか、何が真実なのかを数日考えて結局よく分からず。(観てからこれを書くまでに3日経ってしまった…)
今作が、「観客の数だけ解釈がある」というアノ手の優しいんだか鬼なんだか分からない映画だとすると、想像の余地があるので非常に観た後がしんどいケド楽しい。誰かストーリーについて熱く語りあえる人と観ることを勧めたい。
でも少なくともこの映画の主題の一つにラベリング理論はあっただろうなァ。と個人的には思う。
悲劇は往々にしてディスコミュニケーションズ(とラベリング理論)の間に起こるものだ(と勝手に思ってる)
「見たいものだけを信じる」という魔法は、単に映画の中のキャラクター達にだけかけられたわけではなく、
(きっとこうなるに違いない、とキャラと展開について勝手にレッテルを貼ってしまいがちな)観客である我々にも同じように効果を生み出していたのではないかなァ、と。