歌麿

哭声 コクソンの歌麿のレビュー・感想・評価

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
4.0
遅らせならば観賞。気が乗らなかった理由は日本人を悪に見立てるストーリー?と知り、見たくないなと既に術中にハマっていたからだ。

反日感情の強い韓国なら、日本人という事だけで犯人としてストーリーの人物達に共感し疑いもなく見るだろう。人は思いたい事を見る。感情を抜いて真実を見るとことはとても難しい。 米国ならイスラムというだけで犯人だ。

日本人の手に聖痕を見た時には、時すでに遅し。見事にしてやられた。百聞は一見にしかずとは言ったものだ。

答えは人によって違うストーリーであり、色々な解釈が出来るだろうが、自分なりの答えを導き出すのなら、白い女がラスボスかな。

若い綺麗な女だからいい人?とは、そう思いたい願望であり見た目で判断していないか?と訴えかけているようだ。

日本人=聖痕、生き返る=キリスト。
キリストは神ではなく預言者。

祈祷師は人間の代表だろう。

そうなると、白い女は日本人より上位概念になるので神の化身に当てはまる。

神がいい人とは、誰が決めたのか?
破壊もまた神なのである。

祈祷師=人間/日本人=預言者/白い女=神。

人間達が真実の目を持っているのかを確認するために、神が預言者を通して実験をしていたのかもしれない。粘菌を使って。

2回目見たら変わるかもしれないけど。

ヴァルヌーブ監督の『プリズナーズ』のアジア版にも思えた。

追記:女はマグダラノマリア?かと。。
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