レディー・ガガファンです。
冒頭、オズの魔法使いの名曲をアカペラで口ずさみ地上へと歩いていくタイトルクレジットが最高に洒落てる！オープニングの高揚感を裏切らず、ガガ様のパフォーマンスは圧巻でした。逆に演技は荒削りで、初々しさが可愛かったり。
B・クーパーはこんなに歌えるんだとびっくりでした。鋭すぎる感受性のため酒・ドラッグに溺れるテンプレなロックスター像ですが、ピークを過ぎた男の悲哀を見事に演じられていたと思います。年の離れた兄弟のエピソードも切なくて良かった。
とはいえこの映画で感動した場面は、ガガ様の歌唱力によるところが大きかった気も。 “Shallow”がクライマックスで、中盤以降のベタな展開はちょっと退屈でした。
古臭いフォーマットと思っていたら、古典的作品のリメイクなんですね。だとすると、昔に比べれば男性に引き揚げられなくてもどうにかなるようになった世の中で、今この題材でリメイクする意味ってなんだろうか。
