「21世紀の資本」は、フランスの経済学者トマ・ピケティが2013年に出版した経済学書を原作としたドキュメンタリー映画で、2020年3月20日に公開された。ピケティ自ら監修・出演し、著名な政治・経済学者と共に資本主義社会の問題をわかりやすく解説。高度経済成長やリーマンショックを見てきた21世紀の日本人必見の経済映画。
フランス革命、植民地主義、世界大戦、大恐慌、オイルショック、リーマンショックなど、過去300年にわたる歴史の中で社会を混沌とさせた出来事と経済の関係をひも解いていく。世界中の経済・政治の専門家たちが集結し、資本主義の真実に迫る。
資本主義入門編で、経済格差がなぜ生まれるのかをそれなりに凝った映像を通して分かりやすく解説している。
権威のある教授が監修しているため、社会主義や共産主義に過剰に傾倒することなく、比較的淡々とフラットな語り口が好感を持てる。
金融リテラシーやそれにまつわる歴史や格差の認識を確認するのに良いかもしれない。中学校か高等学校の授業で観れれば良かった。
長期的な意味合いを考えるなら暗い話として
昔は馬が沢山いた。
19世紀末には必須だった馬が急に不要になった。
馬よりずっと効率的な工業プロセスが出来たから
人は馬と同じ運命を辿る。
これからも平和であり続ける為には、過度な格差を無くす、つまりは資本の管理と民主的な方法で資本主義を乗り越えていくべきだと最後に呟いている。
U-NEXT や Amazon Prime Video でも視聴可能。