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好きでもないくせにのdaiyuukiのネタバレレビュー・内容・結末

好きでもないくせに(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

沢石琴子は昼は売れないモデル、夜はナンバーワンのキャバ嬢である。 
ある日琴子は、同じキャバクラで働くボーイの元気に誘われ合コンに参加する。そこで知り合ったモデルの陸に一目惚れする琴子。 
しかし、お目当ての陸はすぐに帰ってしまい、結局最後まで残ったのは元気のみ。 
そして酔ったはずみで元気とセックスをしてしまう琴子。 
また好きでもない男とやってしまったと落ち込む琴子に、後日なんと陸から誘いのLINEが来る。 
そして陸と飲んだ琴子はそのまま陸の部屋に行ってしまう。 陸にキスされベッドに入る琴子だったが、寸前でセックスを拒否する。 
琴子は本当に好きな男子とは、どうしてもセックスができない女子だったのだ。 
写真週刊誌のグラビアで話題の璃子が、初主演したセクシーラブストーリー映画。
璃子演じる琴子は、好きでもない男とは体の関係を結べるのに、本当に好きな男には体を許すことが出来ない。それは、男に体を許すと、好きという感情より体への欲望が上回ってしまうと思うから。
琴子が一目惚れした陸は、特定の相手を作らず、自分に寄ってくる相手は拒まず関係を結べるが、どこか冷めている。それは、女が自分のルックス目当てだと分かってしまうから。二人は、体だけの方が確かめ合えると思う。二人は、好きという感情も欲望も両方が高まっていく関係が、わからない。二人は、好きという感情を確かめ合うのが怖い。結局、二人は傷つくのが、怖い。そんな男と女の駆け引き、ズルさ、欲望が入り交じる複雑な感情がリアルに描かれていて、ほろ苦い後味のセクシーラブストーリー映画でした。璃子の魅力を楽しめるセクシーラブシーンも、楽しめます。
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