このレビューはネタバレを含みます
見てる間に苦しくなりそうで観れていなかったのをやっと鑑賞。
優等生ほど陰湿なのは万国共通なのだろうか。
そして親からのストレスを発散するのも。
家族が暖かいのが救い。
どんな障害であろうと隠して隠して生きていっている方たちもいるであろう。
作品でもあるように、興味とどう接したらよいかで、きっとわたしも戸惑う。
なにかのドキュメンタリーで見た、高校生のボランティアの方が言った「最初は戸惑った。けれど会話を思い返すと普通の人と変わらないと気づいた。」その言葉を思い出した。
ジャックも言っていたが「慣れ」もあるのだろう。
しかしそこに行くまでの一歩が大人であれ、子供であれ大きな一歩なんだよね。
障害者の兄弟姉妹を「きょうだい児」と呼ぶ。
この作品の中だとお姉ちゃんのヴィアだ。
どうしても両親はオギーに付きっきりになる。
だからと言ってグレるわけでもなく、弟と母を支えていて強く優しい。お母さんよりも上手でしっかりしていて泣ける。
お姉ちゃん目線も映してくれるとは思っておらずとてもよかった。登場人物一人一人の心情がよく分かってよかった。
ただ最後の賞の授与はオギーとジャックとサマーとか3人とかにしてほしかったなあ。
行動を起こしたジャックとサマーはすごかったよ。