100回くらい泣いた。
宝物のような映画だ。学校で見せたい。
遺伝子の疾患により、人と異なる顔で生まれた少年、オギーの物語だけでなく、周りの人たち(彼の家族や友達、先生など)の物語である点が素晴らしい!!!(物事を一面で捉えていないこと)
周りと違うという理由で差別され、苦しむオギー。けれども、彼の周りも、背景があって、苦しんでいる。そこがちゃんと描かれているんです。(その入れ替わりの演出がいい)
親が子供のために、夢を犠牲にしたり、
友達と理由がわからず、仲違いしてしまったり、
いじめている側の思いや、それを指導する先生側の思いも。
それぞれ、ちゃんと描いている。
オギーは太陽のような存在だけれども、その周りにいる惑星もちゃんと輝いて生きている。
どちらかというと、オギーの周りの人たちが親切でいい人なんですよ。
正しさよりも親切を選ぶ。
オギーがすごいのは、素直であることだなと思いました。他の人以上に周りを意識して生きてきたということもあり、人の行動や感情の変化に敏感なのだと思います。(見られているからこそ、よく見ている)だからこそ、嬉しい時は喜んで、悲しい時は悲しむ。オギーに友達ができると、こっちも嬉しくなります。オギーはそんな人たちがいることを感謝して、みんなとともに生きています。
ラストのオギーの顔は本当に太陽みたいに輝いていて、涙が止まらなかったです。
その人の”顔”をみれば、その人がたどった過去が見れる。
期待を裏切らない感動作でした。