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ワンダー 君は太陽のYSのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.4
2018/6/15
配給 キノフィルムズ

ワンダフルな映画!
オギーはまさに太陽。その周りの母親、父親、お姉ちゃん、親友、クラスメイト、先生を温かく照らしている存在。
SUN!SON!

冒頭、自宅学習を辞めて、初めて登校を決意するその返し方にすでに涙ぐんでいる自分がいた。
「理科をもっといい先生に習いたいからね」
両親の不安を機転の利いたおちゃらけで物語が始まる。その秀逸さに涙。

理科の授業、さりげなく光の屈折をテーマに、物事の捉え方を表してる。
何かが加われば、物事もクリーンに見える。

当初はオギーが頑張る話かと思ってたけど、この映画はオギーの周りの人間がオギーを通して成長していく感動ストーリーだった。
お姉ちゃんもすごく良かった。
彼氏に一人っ子と思わず言ってしまったのは、オギーの顔を気にしてじゃない。
両親の、特に母親の愛情が全部オギーに行ってしまっていると思ったから。

親友ジャックにグッときた。
つい言ってしまった一言でオギーを傷つけてしまう。ホントに大切だから自分の過ちをしっかり反省して、許してもらい、本当の親友になっていく。
オギーの悪口を言われクラスメイトを殴ってしまったあと、我に返り、先生に泣きつくとこが今作で一番泣いた。
その後の校長先生も粋だね。

ジュリアロバーツの母親も最高。
もし自分がオギーのような子が生まれて、こっちがあそこまで強くなれるだろうか。

父親も。

思い出して、書きながらまたうるっときてしまった。

こんなに優しくて強い映画はない!
チューバッカ最高!!
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