りお

ワンダー 君は太陽のりおのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
3.0
障害で歪んだ顔を持って生まれた少年オギーは誕生日プレゼントでもらった宇宙飛行士風のヘルメットをかぶることで醜い顔を隠して生きてきた。
周囲の勧めもあり、10歳にして初めて学校に通うことになったオギーは同級生達の視線や心ない言葉に耐えながらも少しずつ人生を切り開いていく。
あらすじだけで涙なしには観れない作品だろうと予想はしていたが、冒頭から涙腺崩壊。
オギーに感情移入しすぎてとにかく胸が痛いよ!
予想通りありがちな展開でしたが、驚いたのはオギー目線以外のストーリーが展開されたこと。
特にオギーの姉目線のストーリーはオギーバージョンより泣けたかも。
障害を持つ当事者を描いたストーリーは数あれど、その身近な家族の心情を丁寧に描くエピソードはあまりない気がするので、新鮮でしたね。
オギーの父親の立ち位置がすごくいい。
シリアスになりかけたストーリーに絶妙な笑いをもたらしてくれるので、ほっこりしちゃいます。
オギーは必死に生きてるだけなのに、知らず知らずのうちに周囲の人間は彼の影響を受けて変化したり成長している。
周囲に光をもたらす存在。
邦題のセンス、悪くない。
りお

りお