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ワンダー 君は太陽のよのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

「僕は普通じゃない。でも、心の中を覗けたらみんな普通じゃない」
今作品と出会えて良かった。感想といえばこの一言に尽きるかもしれない。
決して強くなくても勇気を振り絞って日々を進もうとするオギーと、その周囲でオギーを支えながら自身も影響され、共に歩もうとする人たち。感動して涙が止まらない、という感じではない。けれど、会話で出てくる言葉や微笑ましい雰囲気がとても素敵で、ところどころほろりと涙が溢れたりはしました。
主人公”オギー”だけではなく、家族や友人視点からも綴られていく物語だとは予想してなかったので、良い意味で裏切られた上に深く感情移入できるよう作られているのが本当に素晴らしいです。

一見、他人事のように感じられる物語かもしれないけれど、実際覗いてみると共感できるところは多かったです。思春期特有の感じ方も悩みも、割と頷ける部分ばかり。「どんな話にも2面ある」と言った校長先生が他にも口にした数々の印象的な言葉は忘れません。まずはどんなことでも理解しようとする姿勢が大切なんだと改めて考えさせられました。

大好きな作品がまた増えました。ありがとう。
よ