東京ポロロッカ

ワンダー 君は太陽の東京ポロロッカのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
3.8
評価が高いのは知っていたので、いつかは見たいと思っていた作品。ただ、タイトルとパッケージを見て、勝手にストーリーラインが分かった気になっていて、今までは再生ボタンに手が伸びなかったです。よくある感動系かなって。

確かに、想像していた通りの展開もありました。生まれつき顔が変形しているせいで学校でいじめにあったり、それでも主人公の人柄が認められて徐々に友達ができたり。でも、序盤で物語の視点がある人物に移った時、そんな単純なお涙頂戴映画ではないって事に気付いて、そこからこの作品がどんどん好きになっていった気がします。
コンプレックスだとか、家庭環境だとか、友達関係だとか。誰しもが他人には分かりえない“普通じゃない”悩みを抱えていて、しかもそれは大小なんて関係なく、自分にとってなによりも重要な事で。そんなセンシティブだった10代の頃を思い出させられました。もちろん、今でも、そしてこれからも悩み続けるんでしょうけども。

とにかく綺麗にまとまっていて、優しい気持ちになれる作品でした。
最近バタついて映画離れしていましたが、頑張って時間作ろうかな。
やはり映画っていいですね。