人はみな少なからず何かを抱えて生きている。
オギーの悩みは目に見えてわかりやすいけど、ヴィラやミランダ、ジャックなどそのほかの登場人物の心境や悩みなども描かれていて、僕はそっちの方に共感が多くて感動した。
特にヴィラの心境が一番響いた。弟が生まれたことによって、弟が好きだからこそ、自分がいろんなことを我慢する必要があると感じ、高校生活の話も友達との不具合も話す相手がいない寂しさはとても悲しい物だなと。
当たり前に過ごしている中でも、全く当たり前なことなんてなくて、それに人は気づかなくなっていってしまう。
自分の行動次第で、周りの人を変えていけるのは、同時に悪い意味でも変わってしまうと、ジャックの発言でわかる。
登場人物一人一人に感情移入ができる素晴らしい映画。
