チベットのラサとシガツェに30年以上前に1か月行ったことがあります。ジョカンの前で五体投地する人々を夕方初めて目にしたとき、涙しました。祈りがこんなにも美しいとは、と。バルコルを五体投地する人たちもたくさん観ました。今やバルコルにオムマニペメフムの街灯が輝いていたのはびっくりしたけど。五体投地は10回くらいやるだけで標高高いので息が切れ、かなりしんどいことも思い出しました。
四川省あたりから1200キロかけてラサのジョカンまで、そして更に1200キロかけてカンリンポチェまでを五体投地する村人11人のこのロードムービー。ジョカンの中にある釈迦牟尼像やポタラ宮殿もちらりと出てきます。お坊さんが吉祥のために掛けてくれるカタやあのトラクターも移動でよく乗ってたので懐かしかったです。バター茶が飲みたくなったしツァンパも食べたくなった（映画に出てこないモモやトゥクパも）。風景が抜群で彼らと一緒に旅してる気分になりました。この映画を観てまたチベットに行きたくなりました。
