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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦のみのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

見にいくつもりはなかったんですが、いい評判を聞きつけて。
キリアンマーフィー演じるヨゼフの儚くて憂いのある表情が終始グッとくる。レンカを亡くし、マリーと抱き合いながら「大丈夫」と声をかけているときの泣き顔とか、終盤に追い込まれて自決を漂わす、何とも言えない表情とか。顔の造形ももちろん美しいけど、なんでこんなに表情や所作がセクシーなのかと、本筋とは違うところで頭を抱えた。
元仲間がチクってからはつらいの連続で、教会の立てこもりのシーンは息がしづらかった。決行の日の前日、緊張でパニックになるヤンをヨゼフが宥めたように、今度はヤンが別の仲間を同じやり方で落ち着かせたシーンがよかった。
全体的にどうしても暗く、ラストは自決のオンパレードでつらいけど、最後までブレのない、いい作品でした。
み