ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦のネタバレレビュー・内容・結末

「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」に投稿されたネタバレ・内容・結末

史実をもとにした作品。
ドイツは、第二次世界大戦時に、政略によりチェコを統合し、そこで陣頭指揮をとったのが、ナチスの高官ハイドリヒである。
彼は強権を発動する一方で、ドイツ軍の兵器製造に携わっていたチェコの労働者たちの労働環境を改善する政策をとったため、チェコ人の間でも労働者階級と既得権を侵されたインテリ階級ではハイドリヒに対する感情は異なっていたようである。

さて本作であるが、これまでも何度か映画化されたハイドリヒ暗殺計画であるエンスラポイド作戦を描いている。英国に亡命したチェコ政府からのハイドリヒ暗殺命令により、チェコの若い兵士達がチェコに潜入したものの、亡命政府の政策変更による突然の作戦中止命令。ところが若い兵士達が中止命令や現地の指揮官の忠告を無視して計画を続行し、見事、ハイドリヒの暗殺に成功する。だが予想されたこととはいえ、その見せしめに、本暗殺とは無関係なチェコ住民5000人が殺された。
また神父をはじめ本作戦に協力した多くの民間人が命を落とし、一方で忠実な沢山のドイツ兵の命も失われた。

戦争は、一部の人たちの主張・利益・権利の利害衝突によっておきる。
戦争がいかに理不尽であるかを改めて実感した。
本作ではハイドリヒの人間像は描かれていないが、彼をもっと丁寧に描いたなら、素晴らしい作品になったかもしれない。
最近ではセドリック・ヒメネス監督がメガホンをとった「ナチス第三の男」も同じ題材を扱っているので、見比べてみるのも良いと思う。
キリアン・マーフィーがいい
男の友情を描きたいのか男女の関係を描きたいのか中途半端
マリー途中からどこ行ったん
6時間も交戦したならそこを描いて欲しい
小一時間の感じでやられても…

深呼吸と銃槍の演出は良かった
コレは凄い^^;

2000年前に始まったキリストを殺されたキリスト教徒達のユダヤ教徒達に対する弾圧は根が深すぎる^^;

ナチ親衛隊大将のハイドリヒ暗殺事件の映画化です^ ^

計画から実行までの緊張感の凄さとあの実行の時の空発にはえーーーーーーってなった^^;

そしてそこから始まるナチの報復が凄まじい(T . T)

たった1人を十字架刑にした事がここまで引きずるとは(T . T)
辛い…。暗殺未遂の時はあまりにもみんなが間抜けに見えたけど教会では最期の最期まで勇敢だった。ただ暗殺できたからって平和にすぐ直結しないからめちゃくちゃ後味悪い。辛すぎる。実話に近い話だけに。
「ハイドリヒを撃て!」ってタイトルに憤りすら感じる。特に「!」。邦題のセンスが絶望的にダサすぎて、かなり損をしてる。

戦わずしてドイツに占領されたチェコが舞台。チェコはドイツの武器の多くを生産していたが、国民の反対運動などが多発し生産性が落ちていた。それに怒ったヒトラーはチェコの統治者としてハイドリヒを任命。彼は「金髪の獣」と呼ばれるほど恐れられる人物で、着任してからも多くのチェコ国民を逮捕、処刑した。イギリスに対し、ドイツへの抵抗を示す必要もあったチェコは、ハイドリヒの暗殺を計画する。

常に緊張感がある映画。暗殺して終わりではなく、それからが辛い。作戦に関わった男性はみんな訓練されていたみたいだけど、映画では彼らの恐怖心や迷いなんかも描かれていた。みんなまだ若くて、きっと実際の人たちも同じ感じだったんだろうな。

ちょっとでも怪しいことをすればすぐにナチスに殺されてしまう、匿ったり協力しても処刑される、逆に密告すればお金がもらえるっていう状況で、もし仮にハイドリヒを暗殺出来たとしても、何かが変わる確証はなくて、むしろ悪化する可能性だって大いにあったのに、よく作戦を実行出来たな。パラシュート部隊の彼らはもちろんだけど、女性2人も、匿ってた家族たちも。殺されるかもしれないのに、協力できる覚悟が凄かった。

ハイドリヒは死んだけど、その報復として多くの国民が処刑され、1つの村は壊滅、匿ってた家族は拷問(このシーンが1番辛かった)、パラシュート部隊も全滅で、救いのない結末すぎる。彼らは、ナチスが敗北することを知らずに死んでしまったわけだし、無念で仕方なかっただろうな。

大げさかもしれないけど、どんなに困難な状況でもナチスには屈しないって戦った人たちの存在が、今の世界を作ったのかなと思った。(今の世界が良いか悪いかは別問題)

どの映画においても存在感を放つキリアンマーフィだけど、この映画でも凄かった。教会での最後のあの瞳は彼しか出来ない。写真を忍ばせたりダンスをしたり、そういうのがあるからこそ、余計に悲しい映画だった。
1938年9月ミュンヘンで英仏独伊の首脳が会談。ヒトラーは軍事力で脅し、チェコ周辺地域の譲渡を求めた。チェコは同盟国に見放され、戦わずしてドイツに占領された。1年後、ヒトラーがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発。チェコの軍需工場はドイツの重要拠点。しかし、抵抗組織(レジスタンス)の妨害を受け、ヒトラーは彼らの抹殺を親衛隊大将に命じた。その男はラインハルト・ハインドリヒ。残忍な方法で殺害を続けたため”プラハの虐殺者”と呼ばれる。

7名のパラシュート隊員は6時間教会に立てこもった。ハインドリヒ暗殺の報復として親衛隊に殺害された市民は推定で5000人を超える。”ユダヤ人問題の最終解決”の立案者としてハインドリヒは、欧州でユダヤ人の根絶を推進。戦時中に暗殺された中で最高位のナチス党員であった。市民に対するナチスの壮絶な報復を受け、英首相チャーチルはミュンヘン協定の無効を宣言。自由のために戦ったチェコを重要な同盟国と認めた。
タイトルからもっと軽い出来栄えかなと思ったら、とても重かった。
タイトルから予想できないくらいいい作品でした。
ハイドリヒを殺したとして待ち受けるのは報復。それを受けるのは罪のない市民たち。その大きな犠牲を払ってまでとも思うけれど、最後まで政府の存在が薄かったのが、暗殺部隊に対してより一層の捨て駒感があった。国の存続か国民かの選択が重いー。
ヨゼフがヤンにした事をヤンがまた違う人にしてたあのシーンがよかった。
結果誰も救われなかったけど、どうか息子だけは楽にしてあげて欲しい。

これを観たらトム・クルーズ主演のワルキューレはまだまだ綺麗な作品だと思った。
ほんとうは劇場上映しているときから気になっていたけど勇気がでなくてレンタル待ち。きつくて何度も何度ももうやめようかな…と思いつつ休憩入れて見ました。
なによりキツいのが、あの場でハイドリヒを射殺できていても結局は同じ報復を同じような時期に受けていたのでは、と予想ができるところです。そして同じように、使い捨てに等しい彼等が自殺を図っていたであろうことも。
同じような状況にあった映画を見たとき、せめて、せめて人質になって生きる選択肢を、と考えたことがあります。しかし降伏というものは生半可なものではない。生活を根こそぎ排除され、生活どころか人権尊厳さえも奪われるということを私は歴史から学びました。そしてこの映画から学んだことは、彼等にとっての自死とは"最大限の嫌がらせ"でもあるということです。相手からしたら、一瞬で殺された隣にあった仲間の為の報復であるのに、わずか目の前でその思いは報われず恨みの行き処がなくなってしまうからです。ストーリーの幕引きを知っていながら、束の間に誰かを愛し人間として生きる。いいえ、彼等は最初から最後まで人間でした。愛のために憎悪を振りかざし、冷徹に生き歯車と言い聞かせ死んでいった彼等も、落とした青酸カリを探して死に急ぐ彼も。自死に誇りなんかそこにはない。あるのは義務。
匿ってくれた家族も、置き去りになったフィアンセも、どうなったかわかりません。そしてこの史実がその直後の何かを動かしたとは思いません。例えハイドリヒが死んだというビッグイベントだったとしても。酷い言い方にはなりますが、"無駄"だったと思います(『レミゼラブル』を彷彿させますね)。誰かを殺せば誰かを殺される。何年も何十年も何百年も終わっては始まる連鎖の中点に過ぎない。ならこの争いを終わらせた行いこそが"無駄"ではないのか?そうでしょうが、そんなことは誰にもわからないのです。ふとしたきっかけで呆気なく物事が収束することもある。そんな奇跡を、人や神に願っている。なによりこの映画で悲しいのは、彼等がそれを"次の代"に願っていたこと。自分達がやっていることは無駄なことだと誰もがどこかで思っていた。透明人間となって生きる人生とはどんなものか。なんなんでしょうね、この気持ちはどうしたらいいんでしょうね。そんな気持ちで生きてほしくなんかありません。こんなことがもうありませんように、同じことを繰り返しませんようにと陳腐な言葉しか出てこない。陳腐な言葉ってなんだ、こんな大事なことなのになんで。何故世界は今もわからない。


キリアンマーフィーの作品は結構見ていますが、この映画の彼が一番ずば抜けて美しい撮り方をされていると思いました。こんな美しい人だったのかと。この顔になりたい…と思ったほどに。調べたら『フローズンタイム』の監督でしたか~なるほど…

なんの縁か、最近ナチス関連の作品をよく見ました。こんなん人間のすることじゃないと思っていましたが、思うべきは、"これは人間だからできるのだ。私たちは人間相手にここまで冷酷になれる。私たちはその暴力性を常に秘めている"ということを忘れてはいけないのでしょう。
いつの時代も"愛している"と伝えることはできます。ただなにより欲しいのは"愛している"という言葉より、"ずっと側にいる"であり、それが満たされる時代を私は望んでいます
ラストシーン、ヨゼフが一筋に差し込む光を見て、自決するシーン。美しすぎます。

彼らの行動はチェコを地図の上に残す為に必要だったのかもしれない。しかし、それは何千、何万もの無実な人々を死なせ、苦しめた。決して一概に賞賛できるものでもありませんが、絶望の中に差し込んだあの一筋の希望を信じ、行動し、死んでいった彼らの様な人間がいた事は忘れないでしょう。

とにかく思い雰囲気。
恥ずかしながら歴史を余り知らず、キリアンマーフィー観たさに鑑賞。素直な感想は、チェコがナチスからの支配から解放される為に沢山の人達が殺されて辛かったです…。戦争で沢山の人が亡くなることは仕方のない事としか考えられず、国の為に命を落とすことが正しいとされていた時代はどこにでもあったのですね。そんな時代だからこそ、若者の恋愛にはすこし救われました。後味は良くないですし、後半は辛いことの連続ですが、歴史を知らない人にはいい勉強にもなるし、知っていく事は重要かと思いました!
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