ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦の作品情報・感想・評価

「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」に投稿された感想・評価

moe

moeの感想・評価

4.5
戦争を知らない私達世代が見なければ、知らなければいけない歴史。
鑑賞中はずっと辛かった、こんな酷いことが無残なことが人間の手で行われていたことに胸が張り裂けそうな怒りと悲しみでいっぱいになった。
私はヨゼフ達の行動を正しいか正しくないかで評価するようなことはしたくない。


(キリアンの煙草の吸い方がpeaky blinders のトミーにしか見えなかった、ここまで煙草と銃が似合う俳優はいない)
しもむ

しもむの感想・評価

4.5
信念の為に命を賭した男たちの物語。
これは痺れた…作戦決行後からの緊迫感が尋常じゃない、ずっと鳥肌たってた。

同時期に公開され、キリアン・マーフィー繋がりで比較すると「ダンケルク」も緊迫感のある素晴らしい映画だったけど、この映画も負けてない。
むしろ緊迫感では、こっちの方が上回ってるかもしれない。

変に感情を煽らない渋めな演出もグッド。
後、当たり前だけど、改めて戦争の残虐さ、当時のチェコの状況などが知る事ができたのも良かった。

もっと知られていい傑作だと思う、興味持った人は是非見て欲しい。
notitle

notitleの感想・評価

3.6
当時、チェコを支配してたナチスNo.3の男を暗殺すべく、プラハに入ったパラシュート部隊の男達の実話に基づく話。自国にも拘らず、誰も信じられず嘲笑うかのような周りの眼差し。レジスタンスと政府の板挟み。果して彼等に正しい選択肢はあったのだろうか。
gdbsdta

gdbsdtaの感想・評価

3.3
イギリス、チェコから送りこまれた数人の軍人が、ナチスのハイドリヒの暗殺に向かい奮闘する、事実に基づいた話。
そいつを殺して状況が変わるのか?
平和になるのか? 報復は怖くないのか?
成功しようが失敗しようが、明るい未来ではない事は序盤からでも伝わってくる。
なんとも言えない気持ちでみるしかない映画でした。
『砕かれたバイオリン』

奏でられていた、試行錯誤のバイオリンの音は突如、闇の中に音は吸い込まれた。

静かなる希望は、虚言の証明として指を打ち砕かれる。

黒い帽子が、いくつも連なり、地獄への切符を携えて。

1つのミストーンが、全体のハーモニーを打ち砕き、増大する爆音の歪みが、いくつもの悲鳴と知るまでに。

最終的な選択を。
そなたに委ねるか。
それとも、私が引き金を動かすか。

最後に見えたのは、6時間に及ぶ、君のいる場所へ。

ほほえみと旅立とう。
どんなことにも文句を言うような小さな人間で、思えば今日食べたラーメンも何だか麺がふにゃふにゃしているなー、なんて思いながら食べていました。美味しかったです。
そんな僕ですが、この映画は文句もグゥの音も出ない素晴らしい映画でした。

物語の背景と主人公のキャラクターの説明をスリルある見応えある短いエピソードで開幕し、そこで起きた出来事が次の展開の火種になってと、まぁ一気に惹き込まれてしまう吸引力といいますか、アッという間の映画体験でした。

あと、これはぼくだけですかね?お勉強にもなるんですよね。
史実として、なんとなくそんな事が有ったとは聞いてます位の話をさ、当事者目線で見れるので、深く考えたこともなかったですが、暗殺が目指す未来はそういうことよね?当事者たちがその悲劇を考えなかった訳がないよなー!と、哀しい気持ちなりました。
フライ

フライの感想・評価

4.3
この手の第二次世界大戦実話裏話的な話は、見応えがありかなり好き。
演技重視の作品なだけに重要なキャスト陣は演技派の一線級の俳優がでていてるのでかなり楽しめた。
第二次世界大戦チェコスロバキアへのドイツ進行、占領についての内容は余り知らなかっただけにとても興味深く観ることが出来たし、本作内容についての作戦は多少知っていたので観ていてかなり辛かった。最近の戦争関係の映画はリアル過ぎて観ていて心が折れる。途中、神父がレジスタンスに言った言葉は そうだ!と思わず頷いてしまった。ラスト30分は力み、震え、涙が止まらなかった。
ハイドリヒ映画のナチス第三の男は本作内容への関連含め絶対に鑑賞したいと思った。想像以上の秀作だった。
snoooopy

snoooopyの感想・評価

4.1
実話に基づく映画。


最高位のナチス党員
虐殺者 ハイドリヒ
奴の暗殺計画 エンスラポイド作戦 のお話


同盟国に見捨てられたチェコは
ドイツの支配下に。
反ナチ チェコ愛国者はハイドリヒに
次々と殺されていた。

そんな中、
チェコ🇨🇿を救うために立ち上がった
ヨゼフとヤン
(パラシュート隊:上空からチェコに入る)


ドイツの占領下で隠れながらも
作戦を進め、計画を立てる。

さらに映画の見所、
戦争のお決まりごと、何か知ってたら
凄まじい拷問を受けた末に吐かされる。
それを防ぐために配られた青酸カリ。


死にたくないけど祖国のために。
激しい銃撃戦、拷問、青酸カリ。
チェコ人の愛国心に脱帽しました。




この後、
ウェストンチャーチル(映画もあります)
彼はこのチェコの戦いを賞賛し
チェコを同盟国として認めました。
チェコスロバキア圏の歴史を知らなくても十分に理解できる話だった。
歴史の勉強にもなるし、自分が如何にこのあたりの知識が欠如しているのか再認識。
前半部ではエンスラポイド作戦決行まで。ここまでちょっとしたミスが命取りになるのが伝わってきて、スリルが伝わってくる。
作戦実行シーンは印象に残る。
後半は、チェコ人レジスタンスのナチスへの抵抗。同胞のためを想う行動に心を打たれる。結構リアルでエグい。だけど意志の美しさも感じる。


キリアン・マーフィーがかっこよすぎ。
普段は感情を抑えて任務に励むが、時々感情を抑えられなくなる描写がすごく胸に響く。

それにしても邦題はなんでこれでGoサインが出るのか。。。
邦題以外は非常に高品質。
カメラワークがその時々で変わる印象(感情を表すためだと思う)
ゴン吉

ゴン吉の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

史実をもとにした作品。
ドイツは、第二次世界大戦時に、政略によりチェコを統合し、そこで陣頭指揮をとったのが、ナチスの高官ハイドリヒである。
彼は強権を発動する一方で、ドイツ軍の兵器製造に携わっていたチェコの労働者たちの労働環境を改善する政策をとったため、チェコ人の間でも労働者階級と既得権を侵されたインテリ階級ではハイドリヒに対する感情は異なっていたようである。

さて本作であるが、これまでも何度か映画化されたハイドリヒ暗殺計画であるエンスラポイド作戦を描いている。英国に亡命したチェコ政府からのハイドリヒ暗殺命令により、チェコの若い兵士達がチェコに潜入したものの、亡命政府の政策変更による突然の作戦中止命令。ところが若い兵士達が中止命令や現地の指揮官の忠告を無視して計画を続行し、見事、ハイドリヒの暗殺に成功する。だが予想されたこととはいえ、その見せしめに、本暗殺とは無関係なチェコ住民5000人が殺された。
また神父をはじめ本作戦に協力した多くの民間人が命を落とし、一方で忠実な沢山のドイツ兵の命も失われた。

戦争は、一部の人たちの主張・利益・権利の利害衝突によっておきる。
戦争がいかに理不尽であるかを改めて実感した。
本作ではハイドリヒの人間像は描かれていないが、彼をもっと丁寧に描いたなら、素晴らしい作品になったかもしれない。
最近ではセドリック・ヒメネス監督がメガホンをとった「ナチス第三の男」も同じ題材を扱っているので、見比べてみるのも良いと思う。
>|