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RAW〜少女のめざめ〜のnamugeのレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
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いやあ…とってもフレッシュなカニバリズム映画でしたね。大学デビューなんて言葉が日本にはありますが本作でベジタリアンの少女が体験するのは食肉デビュー。

先輩からの手荒い、本当に手荒い歓迎を受ける新入生。初めて肉を口にしたベジタリアン少女は次第に身体に異変をきたし、ついには食人に目覚めてしまう。この獣医学校の世間から隔絶した自治組織っぷり描写が素晴らしい、こんな学校絶対行きたくねえ。

こういった映画を観るときに我々はそこに込められた意味を推察しながら映画を観ることになるわけですよ、食人とはこの映画内でなんのメタファーとして扱われているのか…当然気になる所ですよね…?

しかしこの映画の場合最後の最後に少女が食人の血統を引き継ぐ由緒正しき食人族である事が告げられるため、事前の予想に反して、あれ?監督これ食人映画が撮りたかっただけじゃね?ってなるわけですよ。
いやあ素晴らしい。

頭のおかしい奴が白衣を着て騒いでいるのを観ると自分の大学を思い出して懐いっすね。
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