このレビューはネタバレを含みます
B級C級映画にしては楽しめた。
最初から違和感を感じながらも(夢に出てくる眠り姫が厚化粧すぎる美人で不信感)、眠り姫のブライア・ローズは良い人で、ラストは主人公のトーマスと結ばれるのか?とも思ったが、呆気なく正体を明かし、実は悪魔でした世界の終末を望んでいます、ちゃんちゃんで終わった。
内容の薄さは否めないが、マネキンの不気味さやセットなどは良かった。お化け屋敷的な怖さもあり、ワッと驚かされるのが好きな人には良いかもしれない。
おとぎ話はロマンティックな想像も出来るが、現実的に考えれば、眠っているお姫様が美人(可愛い)からといってキスする王子もヤバいやつなのでは。この映画のトーマスはそれを極めていて、あの娘に会いたいの一心で館に乗り込み、ジン(精霊)達を突破してブライア・ローズに会えたのに、実は悪魔でした、おまえは良くやったと言われ、ブライアに吹っ飛ばされ、悪事に加担させられることになるとは何とも滑稽だ。
とりあえず、古文書の解析を依頼したのなら、PCでの解析が完了するまで待ったら良かったね。人の話は(特に先祖の忠告は)きちんと聞きましょう。