MCU疲れで美男美女不足になったので、比較的豪華キャストで短いこの映画が目につき、気分転換に見ました。

短いわりにスタッフもキャストも一流なのは元々海外配給を狙った脚本だったからということのようで、『アルターフ 復讐の名のもとに(Misson Kashimir}』のヴィドゥ・ヴィノード・チョープラーの企画によるものだとのこと。

アディティ・ラーオ・ハイダリーのボリウッドでの出世作のようで、彼女の演技力もありダンスもプロ級という特性を活かした脚本でもありました。
デリーにすむそこそこ裕福なイスラム教徒という設定にふさわしく、カタック・ダンスを教えたりしていました。

娘を捜査中に殺されてしまった特殊部隊の刑事の復讐劇で、主演のファルハーン・アクタルの妻役ですが、役柄の割には出番が多い。主演はファルハーンとやはり娘を無くしたチェスの名人アミターブ・バッチャン。

ミステリーでインドのものとしては丁寧にできているとはいえ、ミステリー慣れしているとトリックは意外にわかりやすいかもなので、あまり前情報を入れずに見た方が良いかもしれません。

とはいえ、わかって見ていても、新年早い時期の公開作品だったこともあり、最後はしみじみとしたいい終わり方なので大丈夫です。

ものすご〜く面白いというわけではないですが、なんとなくスター俳優が出ている映像の綺麗な映画を見たい時には良いです。

なんと言っても夫婦役の二人が地味に美しいのが良い。

カメオ出演的な重要な役でジョン様とか、ニール・ニティン・ムケーシュさんとか、超のつく格好いい方達を使っているのも贅沢。

Netflix英語モードにて。

古典的な展開のスリラーに、インドらしいドラマティックな演出。あえて見る必要はないが、面白くないわけではないという作品。大したオチを期待せずに見た分だけ、最後のオチには小さな意外性があってよかった。

機内上映にて