子ありの夫婦が離婚を決め、子供が母親とイタリアに住みはじめる前に父親の故郷メキシコの海の村に遊びに行き、自然と共存するマヤ族たちの生活を経験する。世界で2番目に大きいサンゴ礁があるらしい。ほぼドキュメンタリーでシンプルながらにチャーミングでとても良かった。もちろん映像は美しいけれど、壁を這うGをだいぶ長いこと映してたり、魚の鱗取りで鱗が飛び散って全身鱗まみれだし、魚の目はギョロッとしているし、棚にスキッピー(ピーナッツバター)の瓶が置いてあってここまで侵食してる資本主義の描写があったりと、丁重でオフグリッドな暮らし(元祖)にもリアルさがある。途中で遊びにくるサギのブランキーノが可愛い。お父さんが上手に懐かせるけど彼は鳥類学者だそうで。(学者だからといって懐くわけではないけど。)小さい頃父の故郷高知に毎年遊びに行っていたのを思い出した。海辺の生活は食べ物など苦手なものが多いけれど海は好き。こういう暮らしをしている人たちがいることを無視してどんどん法律などができていくんだろうなぁと思った。

授業で鑑賞。