剣々

デビルシャーク/エクソシスト・シャークの剣々のレビュー・感想・評価

1.0
悪魔が憑依したサメが人々を襲う!

修道女でありながら多くの子どもを死に追いやったリンダ・ブレア
彼女の世界への恨みは強く、ついに悪魔鮫を召喚してしまう
恐ろしい悪魔鮫は人間に憑依し惨劇を巻き起こす

サメ映画界でも抜群の知名度を誇る本作
今回再鑑賞、再レビューです
案の定長くなった
いやーやっぱり何度観てもヒド……楽しい作品ですね!オススメダヨー
あのデビルシャークが、版権や配給の都合でその名をエクソシスト・シャーク(通称クソシャ)に変え復活!
エクソシスト・シャークとシャーケンシュタインの版権をまとめて買おうとしたら想像以上に高く、渋ってるところにおまけでつけられたのがインクレディブル・バルクの版権です(凄いメンツ)

ちなみに本作ではロストジョーズの映像が流用されているっぽいですが、これは監督に無断で権利元の会社が編集したものです
ついでに作中のサメCGも監督が用意したものを全部権利元の会社に置き換えられたらしいです笑
クレジットには出演してないらしき人までいます
何から何までヤバすぎるだろ!!笑笑笑

冒頭特に本編に絡まらない修道女による悪魔鮫降臨の儀式から始まり、メイン登場人物の女性達による中身のない会話が続きます
明らかな夕暮れから日光浴を始める彼女達の1人が、悪魔鮫に襲われるところからサメの出番スタート!
サメCGは片手で数えられるパターンしかなく、襲撃時のBGMは力尽くでループさせるワンパターン!

サメが人に襲いかかるだけでなく、素晴らしいツッコミどころの数々が本作の鑑賞者にも次々と襲い掛かります
全く傷がない肌の上にちょっと血のりを撒いて大怪我だと言い張ることもあれば、サメに襲われた人が画面の隅を泳いで画面外に移動していく姿まで映ってますね
大人の事情でサメと人間を同じ画面に映すこともできません
後半はもう何がやりたいのかわからないレベルで謎映像見せられます
そんな感じで例を挙げるとキリがないくらい盛り沢山ですよ

そして必要性すら懐疑的なシーンや登場人物も多数!
自分のオカルト番組の撮影で湖を訪れるナンシーなんて重要人物感出してるくせに、いなくても物語には全く影響ない気がします
あと番組の撮影中に作中のカメラマン無視して、この映画を撮影してるカメラに話しかけるのやめろ!(劇中番組を撮影してるカメラマン役が同じ画面に映ってる)

悪魔祓いに現れる神父なんか、意味深な表情で聖書片手にやることがスマホで悪魔の画像を見るですからね!
この人悪魔祓いのやり方を本で読んだことあるだけだから、悪魔本人にどうしたらやめてくれるか聞いたり、悪魔に煽られて取り憑かれてる人の首絞めたりするよ

ちなみに突然登場する盗撮おじさんは盗撮してるだけで、物語上何の役割もないよ!

ある意味サメ映画の深淵を知ることのできる作品かも?間違いなく一見の価値あり!
ラストの水族館観光の謎シーンは、施設側に無許可で撮影してるらしいよ


【雑記】
サメマラソン中のKahoさんと同時鑑賞!
サメ映画を観るならある意味外せない一作です
サメ映画は楽しいですよ!
現在製作中の続編も楽しみですね!!!!

私事ですけど……7/5ということで今年の誕生日はクソシャに彩ってもらいました!
やっぱりめでたい日はメイ作映画が合いますね
剣々

剣々