ブラックユーモアホフマン

アパッチの怒りのブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

アパッチの怒り(1954年製作の映画)
3.6
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のことを思うとツラい映画だな。時代は半世紀違う話だけれど。

後から入植してきたくせに自分らの国だって顔しやがる白人どもに、不本意でも上手く取り入らなければ肩身の狭い想いをしなければならなくなるから、仕方なく白人のルールに則ってあげるターザが、白人側の視点から英雄として描かれる。有色人種は聞き分けよくあれってわけだ。何様だってんだ。

ターザはブラックパンサー=ティ・チャラのようで、ナイチはキルモンガーのよう、かもしれない。やっぱりキルモンガーが殺されたのはおかしい。

【一番好きなシーン】
冒頭、お父さんの葬式。天に向けて矢を放つ動きがあまりにスムーズで感動する。