ウルフガー

KARATE KILL/カラテ・キルのウルフガーのレビュー・感想・評価

KARATE KILL/カラテ・キル(2016年製作の映画)
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アマゾンプライムにて視聴。素晴らしい。めちゃ面白かった。監督は生まれる時代を間違えたのではないか。70年代80年代のB級アクションをパロディでもオマージュでもなく本気で面白いと思ってあれをそのままやっている。もちろん笑わそうと思っているわけでもない。この本気度に感動した。

香港の現代格闘アクションや80年代のアメリカの低予算映画、また昔の東映映画や劇画(「カラテ地獄変」を連想した)などの良さが詰まっている。カラテ対素手、多人数、刀、銃の対戦が全てあり、修行やかつて対戦した相手が霊体?となっての助言等短期間の話なのに全部ぶっ込んでいる。逆に上手い。

低予算は低予算なんだけどそこは気にならなくなってくる。というかこれは大予算で撮るものでもないというか。トニー&リドリー兄弟の功罪なんだけど全ての映画の全てのシーンをかっこいい映像で撮る必要なんかないんだよね。それがよく分かる。「ローリング・サンダー」までぶっ込んでるのは笑った。
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