ウルフガー

ヴァチカンのエクソシストのウルフガーのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
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アマゾンプライムにて視聴。面白い。冒頭ラッセル・クロウ演ずるアモルト神父の活躍を描くところとか完全にキャラクター映画。007とかジャッキー・チェンの映画のよう。それでいてメインのお話はじっくりと進んでエクソシスト物から逸脱していない。悪魔も心理攻撃主体でちゃんとしている。

エクソシストものにキャラクターの面白さを加味した真っ当なジャンル映画で、構成はこれ刑事物とかの定番をヒントにしているのかな。主人公が公聴会みたいなところで責められたり、頼りない相棒と組んだり、過去のトラウマだったり、謎解きだったり、上手いこと既存パターンを流用している。

クライマックスはかなり派手だがギリギリ悪魔祓い物の範疇に留まっていて好印象。とはいえ十字架投げ渡したりとかは完全にアクション映画のノリだが。(ジェームズ・ワンのように)もっとジャンルから逸脱してもよかったのかもしれないが、個人的にこのジャンルの枠内にとどまろうとする作りは好き。
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