カントク

シュガー・ラッシュ:オンラインのカントクのレビュー・感想・評価

4.8
‪劇場鑑賞今年一発目にして、早くも傑作にぶち当たりました!

‪昨年「レディプレ」で私的に唯一乗り切れなかった恋愛要素が完全に廃された仮装空間(ゲーム+ネット)を舞台に描かれるバディドラマ。‬ 最初から最後までワクワクドキドキしっ放しで、とても引き込まれました。

‪パックマン、ストリートファイター、ソニック、トイストーリー、SW、ディズニープリンセスシリーズ(メタ発言凄い)、アメコミシリーズのキャラクター達が作品、レーベルの垣根を超えての共演。ファンじゃなくても、このシチュエーションは胸熱間違いなし!‬

‪「レディプレ」でも驚愕しましたが、こちらはマッドマックスっぽい世界でド迫力カーアクションが展開。ドライビングテクを知らなくても、画面に合わせて無意識に身体が動くこと必須。

大手サイト(Google、Amazon、eBay)、SNS(Twitter、インスタ、フェイスブック)・動画共有サイト、ネットショッピング、オークション、ポップアップ、Wi-Fiを視覚的に分かりやすくアニメで表現されている点は見ていてとても興味深かった。

ところどころに入る風刺も個人的に良かった。特にエンドクレジット中に流れるミニゲームは匠の域。‬
‪‬

‪観客を楽しませる為、脚本チームがあれこれ何十回と推敲したであろう黄金比脚本、序盤から登場するクッキーネックレスの伏線、葛藤を乗り越え成長する姿、まさかおじさんと幼女の友情に、ここまで泣かされるとは思わなかった。


‪特にテーマである親友(友)については、かなり深くまで描かれていました。‬

‪親友、お互いある程度趣味趣向を知った仲なので無理なく自然体で接する事ができる存在、一緒いて苦にならない楽しい相手。‬

‪劇中、新しい事を始めようとした親友に「それは何かの勘違いだ、こっちに戻ってこいよ」と行き過ぎた行動をしてしまう。相手を強く思うあまり、行き過ぎた行動がある日突然亀裂が入る。‬

‪「友達だと思っていたのに...」。‬

‪相手も1人の人間であり人格、本当の親友とは相手の意見を尊重できる人、広い心で背中をそっと押して応援してあげられる存在、思いやりが大切なんだなと改めて学ぶことができた。

この作品、子供より大人がハマります。


追伸:仕事の前に見ましたが、その日一日中親友・友達とは何かが頭の中で駆け巡りました。見て良かった。なお前作未見なので近日鑑賞予定。
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