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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Yearsのniijiifoxのレビュー・感想・評価

3.6
この映画では1966年のライブ活動休止まで(アイドルぽい人気バンド的なスタートから音楽性をとことん追求するスタジオバンドになるところまで)をメインに描かれています。
ビートズルが偉大なのは音楽はもちろんのこと、公民権運動最中のアメリカでも恐れず自分たちの意見を発言するなど、人間性が素晴らしいんだということがよくわかるインタビュー映像も豊富でメンバーの魅力が伝わってきます。
なかなか面白い映像としては、ハリウッドボウルでシガニー・ウィーバーが観客としてライブで歓声を上げてる姿が見れます。少女の頃からすでに大きい。

その他、有名人も多数出ていて、その中でもエルビス・コステロがラバーソールを聞いた時、求めていたビートルズサウンドではないと違和感を覚えながら繰り返し聴いている内にハマっていたというエピソードなんかも面白い。
ビートルズは当時の現状に満足することなく、ファンですら戸惑う程のレベルの更新をアルバムごとに繰り返してたということで、特に若者にとっては未知の美しさや素晴らしさを提示し導き続けたヒーローだったんだと思います。

作品内でモーツァルトと比較されてたビートルズ。こんな凄いバンドが自分の生きているうちにまた現れるイメージが湧きません。

未見のマジカル・ミステリー・ツアー とレット・イット・ビー が見たくなりました。
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