ロストワールドものの佳作な怪獣映画

着ぐるみティラノサウルスと模型のプレシオザウルスと本物のオオトカゲが大暴れするちゃっちくて楽しい映画

恐竜以外にも人喰い植物まで出す大盤振る舞い振り！

恐竜は沢山出てきて楽しいんだけどもメインのストーリーがヒロインの取り合いというしょうもない物のなのでなんだか勿体無い作品。

恐竜メインで観るなら満足出来るので怪獣好きなら観ておきましょう

まあね、恐竜スーツ以外は別に悪くないけど・・・恐竜スーツはホントに悪い 笑

バード少将が南極探検中に見つけたという大穴を題材にしたユニバーサルB級SF冒険映画。
白黒のためかもしれないが原始林の様子がなかなか幻想的。登場人物がいつもテカテカ汗かいてるので暑さと湿度の雰囲気もあり。恐竜が出るタイミングもドキッとする。ローテク恐竜大好き。本物に見える必要などない。
恐竜の脅威も良いがその一方で10年ばかり一人でいる野生化した博士による仲間割れドラマがスリルを盛り上げる約一ヶ月の冒険譚。
恐竜の叫びにかぶさるように聞こえる謎の音、湿度の高い空気に揺らめく松明の炎。妖しい雰囲気たっぷり。良き。
主演はジョック・マホニー（ジャックのときもあり）。なにせ後のターザン俳優なので頼もしいですな。ヒロインを口説くのに洒落たセリフもあったりしてからに。
博士役は妙に色気を発散するB級悪役俳優ヘンリー・ブランドン。ヘリコプターのパイロットはサーク映画の感じの悪い息子役ウィリアム・レイノルズ。ヒロインのシャーリー・パターソン（ショウン・スミスのときもあり）はいささか表情が硬直しているのが残念。「恐怖の火星探検」の人。
「モグラ人間の叛乱」でデビューしたヴォーゲル監督の３作目。