映像と音楽が本当に美しい。
それにしても不思議な映画だった。
人の一生の上澄みの綺麗なところだけを描いたような作品なのに、薄っぺらいわけでもない。
ずいぶん昔に大ベストセラーとなった鈴木光司のホラー小説『リング』『らせん』の完結編『ループ』に近い世界観というか、まあ、世界観は似ているけれど表現の仕方が全く違うのだけど、俯瞰して見れば人の営みなんて永遠に続く仕組みの一部でしかない、と言う。
とにかく何もかも美しいので観る価値あり。登場人物もこれでもか、というくらい美形ばかり。
不労所得階級のなんと羨ましいことよ。