エタニティ 永遠の花たちへの作品情報・感想・評価

エタニティ 永遠の花たちへ2016年製作の映画)

Eternité/Eternity

上映日:2017年09月30日

製作国:

上映時間:115分

3.6

あらすじ

ヴァランティーヌがジュールと結婚した理由は、19世紀末フランスの上流階級においては少し変わっていた。親が決めた婚約を自分で破棄したのだが、それでも諦めないジュールに初めて心を動かされたのだ。夫婦の愛は日に日に深まっていったが、病や戦争で子供たちを失ってしまう。そんなヴァランティーヌに再び喜びをくれたのは、無事に成長した息子のアンリと幼なじみのマチルドの結婚だった。マチルドの従姉妹のガブリエルと夫…

ヴァランティーヌがジュールと結婚した理由は、19世紀末フランスの上流階級においては少し変わっていた。親が決めた婚約を自分で破棄したのだが、それでも諦めないジュールに初めて心を動かされたのだ。夫婦の愛は日に日に深まっていったが、病や戦争で子供たちを失ってしまう。そんなヴァランティーヌに再び喜びをくれたのは、無事に成長した息子のアンリと幼なじみのマチルドの結婚だった。マチルドの従姉妹のガブリエルと夫も頻繁に訪れるようになり、大家族のような賑やかで幸せな日々が続く。だが、運命は忘れた頃に意外な形で動き始める──。

「エタニティ 永遠の花たちへ」に投稿された感想・評価

永遠に紡がれる命と愛の物語。

そよぐ風、風に揺れる水面、眩しい緑の森、木々の隙間から漏れる陽射し、鳥のさえずり、虫の声、心地よいギターの音色、子供たちの歓声、赤子の泣き声、そよ風になびく髪、汗に濡れる額、眩しい笑顔…全てが美しくそこに存在する。
親から子へ、そして孫へと永遠に紡がれる愛と命
そして、フランスの歴史とともに、何代もの人が紡いだ愛の歴史もまた重く、尊い。
抽象的な風景描写と人生の出来事を織り交ぜて観せる手法から時代を生きた人間模様が美しい音楽の調べに乗せて語られる観て心で感じる作品ではないかと思った。
セリフが少ない中で展開される、命の繋がりと壮大な愛をテーマにした本作はまさにフランスらしい優美さが際立った作品だった。
すー

すーの感想・評価

4.5
なんとまあ、久しぶりにとんでもなく好きな映画に出会った気分。美しく壮大な人生と愛の讃歌をひたすら聞いているような。舞台がほぼ変わらず綺麗なままなのに時が流れ、様々な起伏を経て受け継がれていく家族の物語。

絵画のような風景の中に色づく人々の息遣いや確かに流れる日常の切り取り方がとても上手く、喜怒哀楽も溢れては流れていく。ため息が出るほど綺麗。家の家具や登場人物の服装で時代の流れが変わっているのが分かるのも良かった。ラストの歌に泣きそうになる。

そして女優たちの美しさも素晴らしくてもはや芸術作品。アナマリアちゃんが成長しててとても嬉しい。
ユリ

ユリの感想・評価

3.7
オドレイ・トトゥ演じるヴァランティーヌ、愛する人たちを見送り老いてゆく姿が悲しいけれど美しい。

最初から最後まで、画面に広がる映像と音楽に癒される。
n

nの感想・評価

4.0
『人生とは死者を見送ること』
出会いと別れ、生と死の繰り返しを淡々と描いている作品。ゆったりとした空気感に、1つ1つのシーンがとても幻想的で美しく、ただただ見惚れてしまう。メラニー・ロラン尊い。。
かな

かなの感想・評価

5.0
台詞が殆ど無く全編ナレーションによって進行。でもそれがなくても音楽だけで全然いけるし、観ただけで話の流れもわかるし、最低限でも…いやなんなら無くてもいいんじゃないの?って思ってしまうくらい画面が充実していた!いつまでも観ていたいと思うしあのテンションで飽きないなんて驚きだわー
emily

emilyの感想・評価

3.8
 19世紀末のフランス、婚約破棄したにもかかわらずあきらめない男に心動かされ結婚したヴァランティーヌ。子供にも恵まれ、徐々に愛を育んでいく、その過程に不幸もあり、子供達も結婚し孫を産み、家族は時の流れと共に大家族へ成長していく・・・

 ハイトーンの淡い色彩、華やかな衣装に、色彩豊かな庭園、繊細なインテリアの数々、ゆっくりと時間の流れと共に流れるクラッシクの音楽が優雅に寄り添い、繰り返される生と死をただ静かに、観客は見届けていく。それが生きているものの定めのように。

 カメラワークも印象的である。長い廊下、扉の枠の中から動きを捉えたり、生と死をハイトーンの色彩と、黒い喪服で切り替えていき、人と人のふれあいの質感をなめるように、艶やかにしっとりと描写していく。母と子供のふれあい、スローでじっとりと体のふれあいを見せ、何でもないその瞬間が永遠で、幸せは永遠には続かない残酷を、美の中に落とし込むことで浮き彫りにする。繰り返される”人生”という大きなテーマは美しく儚くそうして残酷であること。命には皆に平等に終わりが来る事。早い人も居れば遅い人もいる、しかしその一つ一つの死は悲しけれどしっかりと意味があり、次の命を繋いでいく。

 人が生まれ死んでいく。それは当たり前のように繰り返されているが、その一つ一つが当たり前でなく奇跡であること。歓びの影には悲しみがあり、悲しみの影にも必ず些細でも歓びがある。シンプルなストーリーの中で数えきれないほどの子供達が交差し、成長し、命を追えていく。愛も同じである。時間と共に成長し、与え与えられる。時間と共に紡ぎあげられていく物はやがて形となりこの世に残っていく。命は果ててもその命は次に繋げられ、生きていく。当たり前のこの永遠により、誰かの思い出の中で、誰かの心の中で生き続ける。それはまがいもない奇跡で、愛の形である。そんな当たり前のことを抜群の行間とカメラワークによりじっくりと見せていく。それは生きてる事の歓びを明日の光を観客に残してくれるのだ。
sci

sciの感想・評価

4.0
人が生まれ育ち死んでいき、ひたすらそれが繰り返されていく。何も起こらないようだけど、実はそれがすごいことなんだなと。それに気付いて、壮絶な生も壮絶な死も体験していない自分は 途中から背筋が寒くなりました。
子供を産むと言うことが当たり前なくなってしまった昨今。この作品の女性たちは、それを幸せなこととして過ごしていて。
フランスでも近親相姦的なことがあったんだなとわかったり、やっぱり現代になると生まれてくる子供がぐっと減るんだなとか、意外と社会学的な映画だったような気がしたり。
でもそんなことは関係ないよと言わんばかりに、映像が美しい。
2代目(3代目?)の娘が、ウェディングドレスのくるみボタンを外すところ、すごく色っぽかった。
ゴブ

ゴブの感想・評価

3.0
すごく豊かな穏やかな家族の受け継がれていく時の流れ
可愛くて綺麗で愛に溢れた雰囲気が伝わってくるような映像だったけど
他人のホームビデオを見ているような気持ちになった…少し退屈
kacky

kackyの感想・評価

-
セリフが少なめだけど、音楽、映像ともに素晴らしすぎた。この監督の作品はどれも美しいの一言。
mariko

marikoの感想・評価

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『Éternité』
南仏の夏の夕暮れの中に最愛の人、最愛の子どもたち。どこを切り取っても情景がとても美しい。
幸せの中には苦悩や悲しみもある。こんな一生を送れるなら本当に幸せなんだろうな...
本当に、こんなに映画に酔って恍惚としたのは久しぶりだった。
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