デヴィッド・フィンチャー、スタンリー・キューブリックらの下で映像制作に関わり、PV監督としてエイフェックス・ツイン、ビョーク、マドンナなどのPVを手掛け高い評価を受けているクリス・カニンガム。
そんな彼が2005年に発売しセンセーショナルを巻き起こしたショートフィルム、「Rubber Johnny(ラバー・ジョニー)」。
リトルグレイのように頭部が膨れ上がった子供が地下室に閉じ込められ、踊ることを命じられ踊り出す。それは不気味さがクールへと変貌する瞬間である。
短編映画というよりはミュージックビデオであり、映画としての評価は不可能だが、クリーチャーデザインや暗視カメラの映像はあの宇宙人解剖フィルムを思い起こされ、子供の頃の恐怖した記憶が蘇る。