イギリス版「シンドラーのリスト」かと思いきや、まさかのがっつりドキュメンタリー映画。時折陳腐な再現シーンを挟んでくるあたりは、アンビリバボーの感動回を彷彿させる。
個人的にはそこが説明的・扇情的過ぎてクドい。作品の解釈にはある程度の自由度を持たせてほしい。「こうあれ!」というメッセージが強すぎると、想像の余地が失われる。
作品では「ニコラス・ウィントンはこういうことをした」という過去の事実を提示するにとどめて、未来については観客が各自で考えれば良いのではないかと思った。
これじゃニコラス教のPVだ。