ニコラス・ウィントンと669人の子どもたちの作品情報・感想・評価

ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち2011年製作の映画)

Nicky's Family

上映日:2016年11月26日

製作国:

上映時間:101分

3.8

あらすじ

1938年、第二次大戦開戦前夜、ナチス・ドイツの脅威が迫るチェコスロヴァキアで、669人ものユダヤ人の子どもたちの命を救った一人のイギリス人がいた。彼の名はニコラス・ウィントン。だが、それから50年の間、その事実は世界中の誰にも知られることはなかった。そのときに命を救われた子どもの一人で、その後カナダでTVジャーナリストとして成功したジョー・シュレジンジャーは、自らの経験を振り返り、自分たちを救…

1938年、第二次大戦開戦前夜、ナチス・ドイツの脅威が迫るチェコスロヴァキアで、669人ものユダヤ人の子どもたちの命を救った一人のイギリス人がいた。彼の名はニコラス・ウィントン。だが、それから50年の間、その事実は世界中の誰にも知られることはなかった。そのときに命を救われた子どもの一人で、その後カナダでTVジャーナリストとして成功したジョー・シュレジンジャーは、自らの経験を振り返り、自分たちを救った英雄の足跡を辿り、ニコラスが指揮した奇跡の救出作戦の全貌を解き明かしていく。

「ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち」に投稿された感想・評価

僕…そんな大した事をしたつもり無いよ。ただ君達が殺されそうなので少し手助けしただけだし。…ナチスから669人の子供達を救ったニコラス氏の軌跡を追うドキュメント。

▼有名所ではシンドラー。チウネ・スギハラ。無名な所では樋口季一郎など…ナチスからユダヤ人を救った人は居るけれどニコラス氏は変わり種。そんな気は無かったのに、いつの間にか一生懸命に子供達を救出してました…的な。
そんな彼だから救出された側の子供達も、その事実を知らず…その全貌を知ったのは50年の歳月を過ぎた頃でした。

本作はニコラスに救出された子供の1人、カナダのTVジャーナリスト、ジョー・シュレシンジャー氏が主人公。原題「ニッキーの家族」
▼1938年。ドイツに救世主たる英雄爆誕!その名はヒトラー。国内の不満を他民族への憎悪へ転換。ユダヤ人、ジプシー、スラブ人。憎悪を利用した戦争でドイツ快進撃!
スロバキアのユダヤ人の少女マルカは友達に両頬をぶたれ、ジョンは大ケガしても「ユダヤ人だから」と治療を受ける事も出来ない。
▼チェコスロバキアへのドイツの要求はスデーデン地方の割譲。
同年9月ミュンヘン会議。英仏は屈辱的な取引にサインする。英仏はナチスと戦争する気なし。
「ミュンヘン」は「臆病な譲歩」の代名詞となる。
軽井沢→避暑地。網走→囚人、のような物か。
▼1938年12月、当時29歳のニコラス。旅行好き。元々人道支援など無関心。友人とスイスへスキーに行く予定だったが、友人からの1本の電話が運命を変えた。
「プラハで難民を救助しててスキーに行けない」と。
ニコラスは友人を手伝いにプラハへ向かう。そこで目にしたドイツの領土拡大地図。ドイツは全ヨーロッパを支配しようとしていた。
▼人種迫害を受けるユダヤ人の母達がニコラスを尋ねる。皆、困っていた。何のルートも組織も無いニコラスの取った救助作戦とは如何なる物だったのか。

▼1988年。50年の歳月を経て1冊のノートをニコラスの妻が見つける。そこには600人以上の写真や手紙。偽造したハーケンクロイツ(鉤十字)の押印。
現在、老齢となった子供達は命を救われた恩人の名も知らず、なぜ自分が里子(養子)になったかの経緯も知らされず50年間生きてきた。

▼50年前のニコラスの(気まぐれな)偉業と、その志を継ぐ人々。
齢(ヨワイ)99歳のニコラスの謙遜の姿勢と再会の涙。そしてニコラスの意思を継ぐ人々の姿が本当に素晴らしい。
ニコラスさん
感動の実話

小さい子供が
『ニコラスさんがいなければ私の家族は誰もいなかった』
その言葉に胸をうたれました。

戦争、ナチス占領のもと 残酷な過去に感動のカウンター物語

戦争 は こころから 恐い


命の受け継ぎ
戦争の恐ろしさ
歴史を知れ学べた映画でした。
素晴らしき偉人を、また1人知ることが出来ました。
1938年ナチスがチェコスロバキアに侵攻。その時住んでいた家族は子供だけでもという思いで。

ニコラス・ウィンストンは29歳。株で儲かりやりてビジネスマンの裕福なイギリス人。そんな彼がスイスにスキーに行こうとするとプラハにいる友人が難民を助けるので忙しいから一緒にスキーに行けないと。
そこからニコラスの偉業が始まります。

彼のところへ子供を海外へ出してくれと殺到します。
無事海外へ出せた親の気持ちを考えると本当に涙でます。
どんなにつらかったか。
でもそこからチェコはひどいことに。

終戦後50年。助けられた子供たちでさえもニコラスの存在は知りません。
屋根裏に何十年もあった資料をニコラスの妻が発見し彼が行った事が表にでます。
彼にとっては別に自慢する事でもないし当然のことしただけでしょうという感覚ぽかった。だから妻が発見しなかったらこの事実はわからなかった。
すごいなあ。

映画の終わり方はニコラスの愛が広がっていって世界は助け合うみたいな感じがすごく良かったです。

基本はドキュメントなのですが映像も過去と現在をつないだり再現ドラマがあったり見やすかったです。
いつみ

いつみの感想・評価

4.0
キンダートランスポートについてあまりよく知らなかったので、勉強になりました。

ニコラスウィントン氏に救われた方々が当時を思い出し目頭を熱くしながら語ってくれた家族への想いに何度も涙が溢れた。

ニコラス・ウィントン氏の行いに感銘を受け、どんどん広がっていく善意の輪に温かな気持ちになりました。

私も人としての善行を積んでいこうと改めて思わされる。
イギリス版シンドラーのリストのような実話でした。
善行は助けられた人の子供、その子供へと伝わり、広がっていく。
4回くらい泣いた。

ナチス迫る、ユダヤ人達が せめて子供だけでも国外逃亡させて助けたいと、当時29歳の男性に全てを託し、子供と離れ離れ。

29歳の男性は リストを作り子供たちを600人以上国外逃亡させていく。

きっともう親自身はその場所で死にいく運命にある。

からして子供たちとはきっともう2度と会えない。


その男性の、善行がわかったのはその50年後のつい最近。
羊男

羊男の感想・評価

1.8
ドキュメンタリー系は興味を持ってるテーマじゃなきゃ退屈!そんなの当たり前!という前提を忘れていた。。 。

このレビューはネタバレを含みます

BLD

何気に借りましたが本当に良作です。

ほとんどがインタビュー形式のドキュメンタリーです。途中に当時の再現ドラマが挟まる感じかな。
最初は老人しか出てこないので登場人物を全く把握出来ませんが途中からニコラス本人と救出された子供達なんだと理解出来ます。
BBCの番組でご対面を果たすのですがその後も交流は続きあの時故郷チェコからイギリスへと逃れたあの列車を再現したり‥

この作品で”キンダートランスポート”の現実を初めて知りました。
愛する子供だけでも救いたいと願い、託す親たちの気持ち、一緒に居て当たり前の親元から離れ知らない土地に行かなければならない幼い子供たちの気持ち。
それを思うといたたまれない。
なぜ…この悲劇が起きてしまったのか?
厳しい情勢の中、多くのユダヤ人の子供たちを救った、政治家でもお金持ちでもない青年。
そして、それを支援した方々の手によって命は繋がり、その善行が後世に大きな力を与えた。
Nicholas Winton was a young stockbroker who was 28 years old from London. He saved so many children from a death threat in Czechoslovakia. After World War Ⅱ, one day, his wife found a scrapbook. This scrapbook had the children's photographs, telegrams, and letters from their parents. Surprisingly, he never told his wife, "I do". While watching the films, I thought, "What should I teach to children now?" How horrifying people can be when angry. People can be cruel. In my opinion, we should teach humanity about people like, Irena Sendler, Oskar Schindler, Chiune Sugiura, Sophia Scholl, Leopold Sochafrom and Nicholas Winton.

なんとかアンビリバボーみたいなのって海外にもあるんだねぇ。色んな場面で泣いたけど、最後のパートのとこで正直冷めちゃった‥。
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