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ニコラス・ウィントンと669人の子どもたちのryoのレビュー・感想・評価

4.3
セミナー前にすべりこみ。

ニコラス・ウィントン。イギリスのシンドラーのリスト。
恥ずかしながら今回初めて知りました。彼の偉業が表に出たのが50年もたってからというのだから、最近なのか…。(1990年代?)そして去年、お亡くなりになったのですね…。

ナチ征服の迫るチェコのユダヤ人の親たちが子どもだけでも国外に、と希望を託した相手。
一個人で29歳にしてそれを請け負ったのがこのニコラスだったそうだ。まぁ、お金があったというのは確かにあるんだろう。でも、直前までスキーに行く予定だったニコラスに、難民支援で忙しいとキャンセルした友人の電話から始まったというのだから、びっくりだ。

個人が各国首脳に子どもたちを受け入れの手紙を書いたというのが衝撃だったし、唯一、受け入れたのが彼の母国イギリスだったというのも驚いた。そうなんか…。

ドキュメンタリーで、50年たって初めてその恩人の存在を知ったという子どもたちが立派になった姿にどきどきしながら観てた。

とにかくチャーミングな人柄で99歳でスピード違反しちゃったり、長生きされていて本当に嬉しくなってしまったわ。
スパイは美女にきまってる、も笑っちゃった。

善意が広がるさまはTV的だったけど、事実なのだからすごいよね。

制作してくれてありがとうございました、と感謝。
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