スペインのシュールな8分間。
午前7時35分、一人の女性がいつものバルに入るが、ギターと鍵盤を構える男2人、スタッフ、客たち、みんな無表情で静まり返っている。
奇妙な空気の中、コーヒーと食事を受け取り奥の席に座った女性。
突然、一人の男が伴奏に合わせて歌い踊りだす。
途中、客たちも男と一緒に歌ったり、踊ったり。
どうやら男はその女性に愛を伝えるためのサプライズを仕掛けたつもりのようだ。
スタッフの足元に客たちのものと見られるケータイが集められているのを見て、危険を察知した女性は隙を見てケータイから「助けて!」と電話をかける。
客の男が歌詞を途中でやめ逃げようとすると、歌う男は彼を止めながら・・・
客たちが手のひらに貼った歌詞を見て歌うのとか、スタッフが突然走って紙吹雪入りの袋を歌う男に渡すとか、不思議なユーモア感覚。笑
愛を伝えられた女性のラストの表情も絶妙。
脚本・監督・主演を務めたナチョ・ビガロンドさん、スペインでは有名なんでしょうか。