恐ロシアによるドラゴン・ロリータ・ファンタジー（謎）。ロシアセンス爆発。圧巻。これは劇場で見たかった。ジブリ映画のような設定と世界観を余すことなく表現仕切っています。
なによりロシア語独特の響きと、全体的なアートワークの美しさが幻想的な世界観を底上げしまくり。
トワイライト並みの直球ラブストーリーでいつドン引きしてもおかしくないような内容を芸術の域まで高めてる。すごい。いやマジで天晴れ。
鼻持ちならない性格のロシアンロリータに影のあるマッチョ青年（全裸）を絡めてくるこのギリギリのセンスはさすがプーチンの国。お見それしました。見てるこちらが悶絶するくらいピュアッピュアなのもまた良い。
ラストは例のシーンが繰り返されるわけですが、序盤とは全く違う意味になっていて地味に脚本と演出もよくできていると心底感心させられました。
その上 絵的にも映像が本当に美しい。幻想的な歌がまた美しい。もはや芸術点のバーゲンセールですよ。
とても素直な純愛作品で、精神年齢が高い大人にとっては「ケッ」っと感じる部分も多いと思いますが、オッサンのハートで中二病を患ってる私にはとても響きました。
最後は変な笑いがでるくらいニヤケてしまった。あんな後光差しまくりのラブシーン小っ恥ずかしすぎて変な声でるわ。
ファンタジーはあまり良作がないイメージなのですが、これは良かったです。ストーリーは単純ですが、あまり知識をいれずに観賞してもらったほうがいいかな。
