Yoshishun

ドラえもん のび太と銀河超特急のYoshishunのレビュー・感想・評価

3.5
映画ドラえもんシリーズで原作者・藤子・F・不二雄が生前最期に関わった作品。
良い意味でも悪い意味でも原作者の好きなものをこれでもかと詰め込んだような内容。

銀河超特急が松本零士の例のアレを彷彿とさせるものの、超特急自体は後半ほぼ登場せず、むしろ終点のドリーマーズランドでの冒険がメイン。列車内での怪奇現象はただの遊園地側の演出というのも拍子抜けで、結局遊園地ありきの施設というのも物足りない。遊園地では各惑星に移動して恐竜、忍者、メルヘン、西部劇の世界を楽しむのだが、完全に原作者の趣味だろう。闇鍋の如く様々なジャンルが行き交っている。

のび太に対するメタ発言、そしてもう観れないかと思っていた静のフルヌードなど今ではコンプラ的にアウトな描写や自虐ネタもあり部分的には面白かったりするのだが、やはりタイトル詐欺に感じてしまう程に列車要素が希薄だったのが勿体無く思える。
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