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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのyokoのレビュー・感想・評価

4.5
バリーコーガンの顔は凄い、不吉が歩いているようだ。いわゆる外国人俳優では凄い貴重な顔だと思う。

バリーコーガン彼の役のシガー的な神聖を考えると娘とのロマンスはどうだろうか。あってもなくてもという感じかな。娘に取り入らずともことは進むので、性欲ベースに誤解されなくもない。

胸糞レベルではハネケやトリアーよりもリドリースコットの悪の法則を連想した。作風がというより主人公の立ち位置。処刑システムが回り出しているのに自分の才覚で立ち向かえると考えているところ。常に勝ち組になり続けた人間の傲慢さ。吹き替えの淡々とした焦ってないですよみたいな喋り方も最高。キッコーマンも出ていることでアイズワイドシャットのトムも連想彼も医者だ。もう自分じゃどうにもならんのに上手く立ち回ろうとするなや!ってやつ。
今作はニコールキッドマンの真顔で手コキが観れるが、同監督の女王陛下のお気に入りではエマストーンの真顔で手コキが観れる。ランティモス監督はおそらく普通の性愛は描く価値がないと思っている。


#ニコールキッドマンファンは目を広げて見るな!
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