カテゴライズ不能な不思議な作品。
サイコサスペンスなのか、ホラーなのか、ヒューマンドラマなのか…どの要素も含まれている、けれどどの要素もフォーカスされていない。
同監督の作品は他に観たことがないので、見比べればこの不思議感覚の何かがつかめるのかも。
低めの温度感で淡々と描かれるので、高所得層の落ち着いた日常を切り取っている自然さがある。
SEが古い、けど挿入のタイミングが異質なので気持ち悪い。そしてその気持ち悪さは新しい演出センス。
「新奇性」という面白さはあるが、ストーリーとして面白いとは思わなかった。
どことなく「わかりにくいオシャレ」感は漂う。
よく分からん不気味さ、みたいなのがお好きな方は良いかも。
オープニングのカットインを含めて、アングルやカットには「おーカッコイイ」と何度か声出た。