ヨルゴス・ランティモス監督作品③
究極の選択という意味ではリチャード・ケリー監督の「運命のボタン」を思い出した。
鳴り響く不協和音はすごくストレス。胸糞悪いとだけは聞いてたので覚悟してたけど、自分はそうでもなかった。
選べなくて全員やっちゃうかなとも思ってたから、あ、そういう決断ね、ぐらいで。後味の悪さでいうとミヒャエル・ハネケの「ファニーゲーム」は思い出す度いまだに嫌な気持ちになる。
あれは知ってる俳優が一人もいなかったことも大きかったかもしれない。ナオミ・ワッツ主演でハネケ本人がリメイクした「ファニーゲームU.S.A.」がそうでもなかったのは知ってる俳優ばかりだったせいもある。
バリー・コーガンの怪演は恐ろしかったけどメイン3人が知らない俳優だったら感じ方が違ったろうな~なんてことを思った。
撮り方はこの作品もかっこよかったけど、映画としては「ロブスター」の方が好き。
これがいけたってことはもう何年も観るの逃げ回ってるアリ・アスター監督もいけるのか?いや無理か?