つむさんの映画レビュー・感想・評価

つむ

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PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『ロブスター』や『聖なる鹿殺し』など、ヨルゴス・ランティモス監督作品で脚本に参加していたエフティミス・フィリップが脚本ということで、最初から覚悟してたんだけど、案の定だった。
序盤で犬が出てきた時点で
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

4.0

今後スパイ映画の見方が変わってしまうぐらいスリリングなドキュメンタリー。
国連の対北朝鮮制裁措置は機能していないどころか、却って武器や兵器の闇ビジネスを助長してるのではとさえ思えてしまう。
CIAの後
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ヨドンナ(2020年製作の映画)

3.5

東映特撮YouTubeチャンネルで期間限定配信ということで、伊澤さん目当てに鑑賞。
ジャッキーちゃん出てきてびっくり。

The Spider Within: A Spider-Verse Story(原題)(2023年製作の映画)

4.0

マイルスの苦悩と葛藤を描いたショートフィルム。
時系列的には『Spider-Man: Into the Spider-Verse』と『Spider-Man: Across the Spider-Ver
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

IMAX レーザーGTで鑑賞。

轟音が身体に響くわ響くわ。
サンドワームに吸い込まれるかと思ったぐらい迫力あった。

予習してったおかげで名前や用語で混乱することはなかったけど、リンチ版がいかに後半
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.5

ノーラン監督自身の監修のもと、オリジナルの16mmフィルムを4Kスキャン。
『メメント』に衝撃を受けて、レンタルで借りてきてブラウン管テレビで観た当時の記憶を辿っても「また時間軸いじってた」ぐらいしか
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Tarantella(原題)(1989年製作の映画)

3.5

この辺のアイデアが後に『インセプション』に繋がったんだろうか。当時19歳!?

リンチ映画で感じる恐怖に近いものを感じた。めちゃくちゃ怖かったんで、やっぱり長編でホラー撮るのやめて欲しい。
公開された
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Doodlebug(1997年製作の映画)

3.5

ノーラン監督27歳でこれを撮ってたのか~いや~すごい。
動き回るものの正体が見えてからオチは読めてしまうものの、時計の使い方なんかはこの頃からやってたのね。
少しリンチっぽさもあって怖い。
インタビュ
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桜桃の味(1997年製作の映画)

4.0

アッバス・キアロスタミ監督作品を鑑賞したのは初めて。

きっと男は始めから誰かに止めて欲しかったんじゃないかな。
クルド人の兵士とアフガニスタン出身の神学生にはあんなに矢継ぎ早に質問してたのに、老人と
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

IMAX レーザーGTで鑑賞。

「若者は核兵器に関心がないし、脅威だと思っていない。気候変動の方がもっと大きな懸念だと思う」
10代の息子にこう言われ、とても衝撃的だったとノーラン監督。
核兵器の非
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

50 Centの「P.I.M.P.」をインストで聴くやつなんている?しかもあんな爆音で?
って冒頭に笑いそうになったけど、物語が進むにつれてあの曲だった理由とか爆音だった意味とか、サミュエルの心情を想
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本物のオッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.5

日本語字幕が変だし消えるの早いしで全然入ってこない。
資料映像としては貴重なものを見た。

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.5

面白いと言ってしまうにはあまりにも不謹慎だけど、まずブラックコメディ作品としてものすごく面白い。それと同時に今の現実と照らし合わせると、とてつもなく恐ろしい。いつ現実になってもおかしくないから。

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アンガー・ミー(2006年製作の映画)

4.0

作風からはエキセントリックでつかみどころがない人物を想像していたが、実に穏やかで感覚が鋭く、この多様性が叫ばれる時代にこそ必要とされる人物といった印象を受けた。
自身のことを「理想主義者で空想家、でも
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マジック・ランタン・サイクル(1980年製作の映画)

4.0

好きな監督が影響を受けた人物の欄にかなりの確率で登場するケネス・アンガー。ずっと気になってはいたけど、昨年亡くなった際に追悼上映やってたから行けば良かったな。
今の時代に観ても前衛的で刺激的で挑発的。
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ルシファー・ライジング(1972年製作の映画)

3.5

堕天使の誕生をイメージした映像なのかな。序盤すごい神秘的。映像も音楽もずっとカッコいい。

我が悪魔の兄弟の呪文(1969年製作の映画)

3.0

あぶないあぶない、もう少しでおかしくなるとこだった。

Kustom Kar Kommandos(原題)(1965年製作の映画)

3.5

今度は車。すんごいオシャレ。
CarをKarにしてKKKにした意図が気になる。

スコピオ・ライジング(1964年製作の映画)

3.5

これまた選曲が良すぎる。
終始カッコいいんだけど、髑髏やジェームズ・ディーンのせいかずっと死のイメージが漂ってるなと思っていたら。

快楽殿の創造(1954年製作の映画)

4.0

無駄なカットが一つもない。
極彩色の世界に見事にいざなわれた。

ラビッツ・ムーン(1950年製作の映画)

3.5

台詞がないぶん音楽の良さが際立つ。
いま観ても充分に前衛的だと思う。
最後ちょっと怖い。

プース・モーメント(1949年製作の映画)

3.0

音楽がかっこいいし、色彩が良い。
40年代に撮られたとは思えない。

花火(1947年製作の映画)

3.0

初めてのケネス・アンガー。
股間から花火。
想像してた以上の映像。
理解が及ばない。

砂の惑星(1984年製作の映画)

3.5

デヴィッド・リンチ監督の長編映画で唯一まだ観てなかったこちら。
SFというジャンルに関心が薄いのと大失敗作という評価にずっと先延ばしにしてきた。昨年『ホドロフスキーのDUNE』を観たことでちょっと興味
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ザ・グランドマザー(原題)(1970年製作の映画)

4.0

デヴィッド・リンチ監督短編作品。
このタイトルでこんな映像撮っちゃうのこの人だけなのでは?
この頃から完成されてる世界観と悪夢のような映像美。
異形のものへの愛を感じる。

復讐は私にまかせて(2021年製作の映画)

3.0

「シラットの達人」てワードが魅力的過ぎて鑑賞。
思ってたのと違った。
アクション映画じゃなかった。

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

See you down the road.

年齢を重ねるごとに増える悲しみや喪失感。痛みと共にそれでも生きてかなきゃならない。
"さよなら"がない生き方を選んだ人たち。
この作品の素晴らしさを言語
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イツキトミワ(2024年製作の映画)

3.0

伊澤彩織が出演ということで。
結構やりきれない話だった。

The Amputee(原題)(1974年製作の映画)

3.0

デヴィッド・リンチ監督のショートムービー。

両足がない女性(ツイン・ピークスの丸太おばさん)と医者らしき男性(監督本人)

わけわからん治療の音が不気味で恐ろしい。

マッチング(2024年製作の映画)

2.5

鑑賞予定になかったけど事情があって観た作品。

どんでん返せてなかったなぁ。
土屋太鳳が頑張ってた。

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

5.0

「不幸な者のいるところあまねく、神は犬を遣わされる」

こういう映画が観たかったんだよ!ありがとうリュック・ベッソン!

主人公ダグラスに100%感情移入してしまい共感しかなかった自分は、あまりにも美
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.5

これまた最高の犬映画じゃあないか!
不死身のフィンランドおじさんが無双する映画。
笑っちゃうぐらい爆発四散!
第6章のタイトルで拍手!

でも馬好きにはツラいシーンあり。

エル・マリアッチ(1992年製作の映画)

4.0

ロバート・ロドリゲス監督は好きで割と観てるけど、初監督作品がまだだった!

面白い!ストーリーもだけど悪夢のパートの描写やマッチの使い方とか。
悪夢から目覚める度に犬がそばにいるのが好き。
ラストシー
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レクリエーション(1914年製作の映画)

3.0

チャップリン作品鑑賞その72

めちゃくちゃレンガ投げる

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