gomimushi

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのgomimushiのレビュー・感想・評価

5.0
まさに最低最高の胸糞映画。大好き!

あまりにも大興奮がすぎるが故にこの感情をしっかりと伝えられる気がしないので箇条書きで。

・鬼気迫るBGMが素敵。まるでサイレントヒルがチープに感じるほど。
・バリー・コーガンの天才的な演技。気持ち悪すぎてこれ役抜けるの?と心配になるほど。
・最初から最後までハッピーなシーンが1つもない。
・登場人物全員がキチガイ。なんだかんだで母親が1番キチガイなのかも。

ラストでスティーブンが打った弾が、偶然にも「ボブに当たってしまった」のだと初めは思ったけど、運命に選ばされたつもりで、初めからもう死ぬのはボブだと決まっていたのだとしたら…?
心臓を一撃だったことも、スティーブンが目隠しで回転して撃ったにしては、不自然である。ここが本作品の根幹。マーティンに最後までなびかなかったのは、幼いボブだけなわけで。

ラストの終わり方も気味が悪すぎて最高に後味も悪い。小生は朝の8時に起床してベッドで寝転びながら鑑賞したが、朝に全く向いていない作品。なんだか今日はずっと気分が沈んでいる。

自分がもし主人公ならどういう行動をとっていたか照らし合わせる作業がとにかく楽しかった。100点満点とさせてください。
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