パンナコッタ

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのパンナコッタのレビュー・感想・評価

3.3
特徴的な撮影法だ。ときにカメラは緩やかに被写体に迫りときに離れる。そんな奇妙な押し引きが不協和音を奏でる。
賛否両論を生む作品だと思う。幸せな家庭を攪拌する異分子が家庭のリアルを炙り出す。そういう意味ではとてもリアルなんだけど、いかんせんこの異分子にリアリティが皆無。『ロブスター』を観ていないということもあり突然過ぎるしそれが気掛かりでキューブリック風の演出も大仰に感じてしまった。(ニコールキッドマンは超セクシーだ。)