ホント この監督の作品は悪質だ
毎度毎度 どんだけ胸くそ悪い思いをさせられ しかも時間いっぱいに引き込まれっぱなしなんて まったくもって悪趣味な作品群としか言えない
設定はもはや恒例となりつつある 一線を超えちゃってる奇妙なファンタジーなんだけど そこに現実トーンの気色の悪さ 粘着質でリアルな負の感情が 交錯してくるうちに 善悪の足元を見失って 自分の心理だけでストーリーをなぞってしまう 陶酔や洗脳にも似た麻痺感覚が生まれて 終いには結末の正負さえ判断不能になっちゃうんだよなぁ
いや 絶対に納得のいかないラスト
…なんだけども ああやって整理をつけないと前に進めない その不条理さって 実は人生の中で少なからず経験するもので その極端なカタチが提示されてるだけなのかも…
あの不気味な青年が放つ 恨みや憎しみ 復讐とも違った 逃れようのない摂理の強制
うーん このモヤモヤはしばらく消えないぞ…
少なくとも 監督の次回作で 新たなモヤモヤをぶつけられるまではね
