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ナラタージュのtheocatsのレビュー・感想・評価

ナラタージュ(2017年製作の映画)
1.1
うーん…この映画酷くないですか?
と知人に聞きまくりたくなる出来具合。

2017年という時代に、よくもまぁこれだけベタベタベタグジュグジュグジュしている粘着メロドラマを作れたもんだと、呆れながらも感心してしまうよ。

まず視聴動機が行定勲監督のクレジットがあったからで、原作は知らないが青春恋バナをどう捌くのか興味がわいたこと。
正直言うと一部の作品を除いては、特に大作になると何が良いのかさっぱり分からない監督なんだけど、結構大御所的なポジションになってしまったようなので、しっかり見ておく義務を勝手ながら感じている。苦笑

行定監督らしさはどこに??? と考えながら見ていたが、ようやくラブシーンのポルノチックさにらしさがあるのかなと感じられた程度。
もっともポルノ映画はロマンポルノリブート(だったかな・・)しか知らないけれど。

ネガ点で一番大きいと感じられたのが松本潤。本映画の核となる存在なのに存在感が弱く演技がまるでダメ、飛び切りハンサムでもないとあってはどうにもならない。少なくとも坂口健太郎より「大人の」男前で渋い演技ができなくてはならなかった。
そこらへんのキャスティングはジャニーズ案件で行定監督にはいかんともしがたかったのだろうね。

それからヒロイン有村架純が結局のところ、男を両てんびんにかけるひそかに狡い女という印象しか残らず、映画総体として個人的には全くポジ点を見出すことができませんでしたよ。
有村架純ファンはポルノラブシーンに「オオッ!!」と少しは興奮したのかもしれんがね。苦笑

ロケ地がどこなのかさっぱり見当がつかなかったが、ロールで富山と知り成る程なと。
だから坂口健太郎の実家にバイク二人乗りで行けたわけだ。
納得したのはそこだけだな・・・三度苦笑
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