まー

ナラタージュのまーのレビュー・感想・評価

ナラタージュ(2017年製作の映画)
3.0
岩井俊二監督は大好きなんですが、岩井組出身の監督は正直微妙でして。

行定勲監督は初期作品は良かったものの、その後の作品は当たりハズレがかなり大きい印象。前作「ピンクとグレー」は本当にしよーもない出来だったもので、今作も見るべきか悩んだのですが、見てみたら

至って普通でした。シュワちゃんのサボタージュの方が好み^_−☆

原作小説は読んでないのですが、お話自体にはあまり乗れなくて、特に葉山には全く感情移入できなかったです。終始(はっきりしろや、ぼんくら)と舌打ちしながら見てました。一発殴りたい。

あと、柚子ちゃんの登場シーンをもうちょっと増やしてあげないと、唐突感がありすぎるというか、話を進めるためだけにあんなことになったキャラクターって、あんまりじゃないですか(;ω;)
高校生はお前らの恋愛の小道具じゃねぇんだよ、と言いたい。

どうしても癪に触るのが作中に登場する"好きな映画"あるある。
「世界から猫が消えたなら」を見た時も思いましたが、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」はまだ良いとして、「隣の女」「エル・スール」「浮雲」とか確かに名作だけど、これ出しておけば映画通でしょというドヤ感がすごく嫌。桐島〜の劇中登場する「鉄男」あれは良かった。小道具で映画出すならちゃんと文脈に沿って意味を持たせてほしい。原作読めば意味がわかるのかもしれませんが、映画を見ただけでは必要性がわからなかったです。

キャストでは坂口健太郎くんが素晴らしかったです。「彼女がその名を〜」の松坂桃李くん然り、クズをしっかり演じられるイケメンは好感が持てますね。

あと、これ男性のみなさんは同じこと思ったはず。有村架純ちゃん、もうちょっと見せて…
まー

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